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最長片道切符の旅の記録について
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37日目(2/27)
ブロック:[松山]
旅程素案:岡山(はりまや橋→(高速バス)松山市→(伊予鉄道乗りつぶし)郡中港/伊予市→伊予大洲→伊予長浜(ショッパーズ)→伊予市/郡中港→松山(伊予鉄道乗りつぶし))
遂行旅程概要:岡山(《伊予大洲→今治学割切符》はりまや橋→(高速バス)松山市/松山市駅→道後温泉(周辺観光)→松山市駅/松山市→郡中港/伊予市→伊予大洲→伊予長浜(ショッパーズ)→松山/JR松山駅前→古町→高浜→(バス)松山観光港→(バス)松山市→いよ立花→(バス)南石井→(徒歩)乙井橋→(バス)松山市駅→古町→横河原→石手川公園〔快活CLUB松山大街道店〕)
旅程変更:なし(旅程が具体化)
耳栓とヘッドフォンで音をガードするだけじゃ、まだ騒音で寝られない。YouTubeで「眠れるノイズ」を流して、ようやく眠りにつく。
めちゃくちゃ早くに目が覚めた。
スマホをいじる。あとで学割乗車券を購入する予定の伊予大洲駅を調べ、みどりの券売機プラスを使って学割乗車券を購入できることを確認。予約した松山までの高速バスの決済をまだしていなかったので、クレカを登録して決済完了。
6時過ぎに退店し、日曜市へ。朝早すぎるせいか、最初歩いている時は準備中で営業していそうな露店が少なかったが、徐々に営業する気配を見せてきた。いも天を販売している「大平商店」が営業していたので、朝食として購入。
はりまや橋バス停へ向かう。ここから高速バスで松山を目指す。
決済が遅く運転手に把握されなかったせいか、バス乗車時に「まだ代金払ってないですよね?」と言われてしまった。
予約時から気になっていたが、一宮バスターミナルって高知ICの至近だったのか。てか目の前にスーパー(マルナカ)あるとは便利だなこのバスターミナル、そこまでのアクセスが謎だけど。そしてやっぱ読みは「いっく」だったか。一宮バスターミナルを過ぎると高速道路に入る。しばし寝落ちして、気づいたら川之江。ここから右手に瀬戸内海を眺めつつ、愛媛自動車道を西へと向かっていく。
四国の高速道路についてはあまり詳しく知らなかったので、Wikipediaで調べ、そこからWikipediaサーフィンが始まった。道後温泉についても調べて、昨夜にシャワーを浴びていないことから松山到着後すぐに入浴しようと考え、松山市駅に着いたらまず道後温泉行きの電車に乗ることを決定。
松山市駅到着。
夜まで使わない荷物をまとめ、松山市駅地下のコインロッカーに入れる。400円か、もっと安いのはないものかと思ったけど、仕方ないので400円払う。
伊予鉄道1日乗り放題の「ALL IYOTETSU 1Day Pass」を購入して、道後温泉までの路面電車乗り場に行くと、ちょうど発車した直後だった。しばらく待つ。
最長片道切符37日目は、朝に高知の日曜市を散策した後、高速バスで松山に移動してスタートです
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月2日
切符は岡山で中断したままです#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/8g7rFy7yd8
しばらくして道後温泉電停に到着。
電停を降りたら人がからくり時計の周りに集まっており、「何か始まるのかな」と思って自分も見ることに。10時になり、からくり時計が動き出す。……すげえ。めちゃくちゃ良いじゃん。この存在を全然知らなかったから、前の電車で来てたらこれ見られなかったかもしれない。10時よりわずかに前という、絶妙なタイミングで道後温泉に来てしまったものだ。
からくり時計が終わり、道後温泉本館の方へ歩いていく。本館は工事中だというが……なるほど、カラフルな覆いを被ってるのね。でも入浴はできるらしいので、とりあえず受付の方に行ってみる。……なんと、整理券制になっているとは。11時くらいになったら入浴できるとのこと。
11時まで時間があるので、バス車内で調べていた「蛇口からみかんジュースが出るところ」に行ってから、また道後温泉に戻ってくることに。路面電車の出る時間まで少しあったので、少し散策してから電停に戻る。風俗街があったが、まあ温泉地だからあるよね。道後郵便局のATMも使った。
○10:21道後温泉→10:32大街道
「えひめ愛顔の観光物産館」に行くべく、大街道電停まで路面電車に乗車。
大街道電停で下車。「えひめ愛顔の観光物産館」に向かって歩き出す。道中、松山東雲中高の入口を見つけたが、城への通用門みたいな感じで面白い。
「えひめ愛顔の観光物産館」到着。……ほんとにみかんジュースの蛇口がある!思わず感動。100円を払ってコップに注ぎ、外に出て飲む。……程よい酸っぱさで、良い味だ。
そこから松山城ロープウェイのりばなどを横目に、警察署前電停まで歩く。松山城は2019年に行っているので、今回はパス。
えひめ愛顔の観光物産館
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月2日
蛇口をひねるとみかんジュースが……!
なぜかみきゃんの喉元から出てる#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/tnuJfkbk4i
○10:49警察署前→10:56道後公園
道後温泉まで戻る。せっかくなので、道後温泉電停の一つ手前で下車し、そこから歩いてみることに。
道後公園電停で下車。時間があれば道後公園もゆっくり散策したかったが、時間に余裕がないので飛ばす。
歩いて道後温泉本館に到着。11時から入浴可となっていた整理券を渡し、中に入る。
中はかなり狭かった。人気の温泉のはずなのに、日曜日のはずなのに、自分しか入浴していない至高の状態になった時間帯があった。良いお湯だった。
風呂を上がると、昼食を探しつつ周囲を散策。「鯛めし」めちゃくちゃ気になったが、かなりのお値段がするので食べるとしても夜でいいやと考え、昼は安く済ませようとする。
そこで「じゃこ天うどん」が目に入ったので、「道後亭」で昼食にうどんを食べることに。じゃこ天もまた伊予のご当地グルメである。このうどん、コシは昨日の讃岐うどんには到底及ばないが、汁が美味しい。
道後温泉
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月2日
言わずと知れた温泉地
本館は現在工事中
かなりの観光客が訪れる観光地であり、店も充実している
ご当地グルメの「じゃこ天」を使ったうどんをいただく#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/j30yYAnAwI
昼食を終え道後温泉電停まで歩いていると、「みかんおにぎり」を売っている店を見つけた。気になったので、つい買ってしまう。最近テレビで取り上げられたみたいだが、私は知らなかった。道後温泉電停に着いた後に、そのおにぎりを食べてみる。……具として鶏肉がちゃんと入っているからか、意外とみかんの主張は控えめでちょうど良い。
この後松山市→郡中港/伊予市→伊予大洲→伊予長浜→松山と進むことは進めていたが、JR松山駅到着後に伊予鉄道をどう乗りつぶすかは決めていなかったので、ひたすらルートを調べる。
終点の松山市駅電停で下車し、郊外線の郡中線に乗り換える。郡中線乗りつぶし。
53・伊予鉄道郡中線普通郡中港行き・伊予鉄道700系2両編成
松前駅、かなり駅舎がちゃんとしているしレトロっぽさある。
郡中港駅到着。伊予市駅は想像以上に目の前だった。伊予大洲駅までの切符を購入し、列車に乗り込む。
4637D・予讃線[内子まで]/内子線[内子から新谷まで]/予讃線[新谷から]普通八幡浜行きワンマン・キハ32形(32 12)単行
前に落ち着きのないおばさん(旅行客かと思った)が座っていて、貧乏ゆすりしているのが気になっていたがその人は伊予大平駅で普通に降りて行った。向井原駅を過ぎてトンネル区間に入ると、若干空いている窓の隙間から涼しい風が当たる。行き違いの特急列車が5分遅れているので伊予中山駅を5分遅れて発車するとのこと。
伊予大洲駅で乗車券を買うにあたり、今のうちに財布の中を確認する。……学割証あと3枚しかないのか。伊予大洲→今治と京都→中津川(※結局この区間では使わないことになる)で、まあ耐えるか。
……ん、学割?そういや高知から松山の高速バスでも学割なかったっけか。……あったわ。うわ、正規運賃で払っちゃったから740円無駄にした。悔しいな。松山市駅で、手数料100円引いた640円でいいから払い戻ししてくれないか、ダメ元で聞いてみようかな。
内子、ちゃんと街だわ。内子駅で降りて行った人は全員定期券を運転手に見せていた。
伊予大洲駅到着。まずはみどりの券売機プラスで、伊予大洲→(伊予長浜経由)→今治の学割乗車券を購入。伊予大洲→(内子経由)→今治だとギリギリ100kmを超えないので、途中下車と学割適用ができなくなるっぽい。
続いて駅の外に出て、とさでん交通に電話をして、今朝の高速バスの学割差額740円を戻してもらうことは可能か、問い合わせてみる。当然答えはノー。電話口で謝られてしまい、むしろ無茶を言ったこっちが申し訳ないという気持ちに。
駅を出て、大洲市役所の方へと歩く。肱川にかかる橋を渡る際、右手に大洲城がとてもきれいに見えた。大洲城にも行きたいものだが……時間がない。国道56号を挟んで大洲城と反対側、ポコペン横丁や臥龍山荘のある方を散策。めちゃくちゃ良い雰囲気の街並みだわ。
列車の発車時間も近づいてきたので、肱川を渡り、伊予大洲駅の方へと歩いて戻る。青い空、綺麗な山、澄んだ川、この組み合わせがとても美しい大洲の景色。
伊予大洲
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月2日
大洲城の城下町
旧来の街の中心部は駅から川を渡った先
山と川のある美しい景色#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/iAhMHVTtMU
4922D・予讃線普通松山行きワンマン・キハ32形(32 12)単行
「愛ある伊予灘線」伊予大洲〜向井原間の乗りつぶし。ここが私にとってはJR四国最後の未乗区間である。
……そうか、この車両ってトイレないのか。買い出しなのか、大量のものが入った袋を持って乗車した人がいた。
車窓から見える山と肱川の景色は、なかなかに綺麗だった。
伊予長浜駅到着、下車。
この駅で下車した目的である「ショッパーズ長浜店」に向けて歩き出す。「ンョ゛ハー゛」のところ。しばらく歩き、例の看板を発見。聖地巡礼みたいな感じでとてつもなくワクワクした。
そこからしばらく歩いたところには「長浜大橋」があった。この橋については全然知らなかったが、現存する日本で最古の道路開閉橋とのこと。すげえ。てかやっぱ肱川の川幅広いな。
長浜大橋を堪能してから、ショッパーズ長浜店に戻って買い物。この店オリジナルのものを何か買いたいと思い、牛肉コロッケを購入。その他、ご当地みのある牛乳と、あわしま堂のタルトも買った。
伊予長浜
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月2日
肱川にかかる長浜大橋は、現存する日本で最古の道路開閉橋(現在は故障に伴い工事中)
ンョ゛ハー゛がある#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/Vn5cmQpgHt
伊予長浜駅に戻り、40分ほど列車を待つ。ショッパーズで購入したものを食べたり、ためていたt。他に、高校生くらいの女性2名が駅の中にいた。
途中、観光列車の伊予灘ものがたりが通過していった。いつか乗りたいな。
○17:35伊予長浜→18:50松山
4924D・予讃線普通松山行きワンマン・キハ54形(水色)単行
座席の色がカラフル。車両の前と後ろに明らかなオタクが1人ずつ。
この区間は、景色の綺麗さでそれなりに有名な下灘駅を通る。前方のオタク、案の定下灘駅で下車。下灘駅、ホームにいるのに列車に乗り込まない人々が大量にいたが、車が駅の横に多く停めてあったことからも車で来る人が多いのだと思われる。今回は下車できず、瀬戸内海に沈む夕日は列車の中から窓越しで見ることしかできなかったが、いつか下灘駅を利用したいもの。
次の伊予上灘駅で謎に多くの乗客が乗車。おじさんがホーム上で旗を振っていた。伊予市駅で行き違いと後続の特急待ちのためしばらく停車、下灘駅で外の人に手を振っていたから地元民か?と思っていたオタクっぽい男性が運転手に話しかけて一時下車。この頃には車内の多くの客が俯いて(寝て?)いた。市坪駅でまた行き違いのため4分ほど停車、スケボーを持った男女が乗車してきた。伊予市駅からだか乗務員がもう一人乗ってきていて、停車中に運転手と話をしている。
向井原駅到着をもって、四国のJR路線を完乗していた。
これまで調べて旅程を考えた結果、松山観光港に行ってみるのが面白いという結論になり、JR松山駅前→古町→高浜→(バス)松山観光港と進むことにした。古町駅まで路面電車に乗車するため、地下道を通り、路面電車の乗り場へ。
○19:00JR松山駅前→19:05古町
宮田町電停のところで、電車は併用軌道から専用軌道へ。
古町駅到着。郊外線と路面電車(松山市内線)が同じ駅で並んでいる、というのが面白い。
○19:19古町→19:36高浜
112・伊予鉄道高浜線普通高浜行き・伊予鉄道3000系3両編成
衣山駅の周辺めっちゃロードサイド。
高浜駅到着、すぐに松山観光港への連絡バスに乗車。ALL IYOTETSU 1Day Pass、1,900円もするだけあって、バスも乗り放題なの強い。
左手には漆黒の海。
松山観光港に到着。フェリーの行き先として、広島や小倉という地名が見えた。フェリーターミナル、やっぱ好きだ。今度はこの港を実際に乗船客として使いたい。
未宿泊だった愛媛県に宿泊する必要があったため、当然フェリーで本州や九州に渡ることはせず、松山市街に戻るリムジンバスに乗り込む。これも乗り放題なのは助かる。
松山観光港
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月3日
広島や小倉の方面に旅客船が発着する
最寄駅はいよてつ郊外線の高浜駅#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/uS9ABrJbZf
乗客は他におらず。
思っていたのより若干遅れて、松山市駅に到着。
駅メモの石井駅(廃線の伊予鉄道森松線)にチェックインするため、松山市→いよ立花→(バス)南石井と進む予定であり、20:21発の横河原線でいよ立花駅に向かうつもりだった。もはや間に合わない?と思ったが、走って松山市駅の横河原線ホームへ。……間一髪で間に合った。ちゃんと乗り場の場所把握しといてよかった。
123・伊予鉄道横河原線普通横河原行き・伊予鉄道3000系3両編成
扉の上側にフルカラーのディスプレイあるの強い。
いよ立花駅に到着。石井方面へのバス乗り場を見つけ、そこで待つ。周囲に特に面白そうな店があるわけでもないので、ひたすらバス停で待つ。浜松で買ったクッキーをつまむ。
○20:36立花駅前→20:43南石井
伊予鉄バス砥部線大岩橋行き
ロードサイド型店舗の立ち並ぶ中を進む。途中で駅メモで石井駅にチェックイン成功。
南石井バス停で下車。駅メモでもう一つの廃駅・森松駅にもチェックインするため、もっと先に進みたかったが、いよ立花駅方面への折り返しのバスが無くなるのでこの辺りで引き返す。
南石井の隣のバス停・乙井橋バス停は松山インターチェンジの近くであり、目の前にマックがあった。ただ、折り返しのバスまでに、マックに入って何かを買う時間もなかった。
○20:48乙井橋→21:05松山市駅
松山市駅到着。コインロッカーが使えるのが22時までなので、ここでコインロッカーの中の荷物を回収。
伊予鉄道松山市内線のこの時点での未乗区間は、土休日に運行していない6系統を除くと、上一万〜清水町〜古町であった(松山市〜南堀端〜上一万〜道後温泉とJR松山駅前〜古町はこれまでに乗車済、南堀端〜JR松山駅前は2019年に乗車済)。この区間に乗車すべく、電車に乗り込む。
○21:17松山市駅→21:46古町
車内ではPCを開き、これまでのブログ記事の命名規則を整理する作業に取り掛かる。
古町駅到着、6系統を除き伊予鉄道松山市内線完乗。伊予鉄道郊外線(郡中線・高浜線・横河原線)の未乗区間である古町〜松山市といよ立花〜横河原に乗車すべく、横河原行きの電車に乗り換える。
○21:52古町→22:30横河原
133・伊予鉄道高浜線[松山市まで]/横河原線[松山市から]普通横河原行き・伊予鉄道610系2両編成
「みきゃんパーク梅津寺」のラッピング車両。
車内では先ほどに引き続き、PCを開いてブログ整理の作業。
松山市内に戻るべく、とんぼ返り。
○22:38横河原→23:04石手川公園
138・伊予鉄道横河原線普通松山市行き・伊予鉄道610系2両編成
終電。
石手川公園駅に到着。橋のすぐ隣。
本日の宿泊地である大街道に向かって歩く。流石まん防が出ていない地域の繁華街である、大街道は非常に明るかった。ただ、酔っ払いの声がめちゃくちゃうるさかった。そして地面には「まち歩き博物館 松山城下町ミュージアム」。
夕食を探して歩き回る。ラーメンを食べる気が満々だったのだが、ありそうなラーメン屋はことごとく営業していなかったし、数少ないやっているラーメン屋である家系ラーメンの店は、酔っ払いの大学生により占拠されている状況だった。
吉野家があったので、そこに入店。ご当地グルメじゃないけどやむを得ない。そういえば鯛めし食べたかったな……。
大街道
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月3日
松山の繁華街
「まち歩き博物館 松山城下町ミュージアム」として、地面に松山に関するいろいろな紹介が#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/mbLzZrqpYe
38日目(2/28)
ブロック:岡山
旅程素案:岡山(松山→今治→(高速バス)→福山→岡山)→津山→新見→倉敷→(在)三原
遂行旅程概要:岡山(松山市駅→本町六丁目→(徒歩)松山→(特急)今治→(高速バス)福山→岡山)→津山(津山↔︎林野)→新見→倉敷→(在)三原〔快活CLUB三原店〕)
旅程変更:「駅メモのチェックインのため、林野を訪問」
吉野家を出る頃には、日付が変わっていた。そこから快活CLUB松山大街道店まで歩き、入店し、寝る。
6時過ぎに覚醒。無料朝食の食パンを腹に入れ、6時間と少しの利用で退店。月曜未明の入店なので、日曜深夜の入店で休日料金が適用されるよりお得になっていた。
松山市駅に向かって歩く。銀天街を歩いているときに、またも「まち歩き博物館 松山城下町ミュージアム」を発見。
松山市駅広場の整備を進めている旨を記した看板を見つけた。まさに東京駅みたいに、バス停などを端に寄せて、歩行空間を広くとった広場を整備するっぽい。今年度中の工事開始を目指しているらしい。
本町六丁目電停到着。これをもって、愛媛県内の鉄軌道路線完乗。この電停、6系統と環状線の位置が90°の関係になっているのが面白い。
松山駅に向かって歩き出す。昨日見た時点では暗くてよく分からなかった、古町駅構内の線路の配線などを見る。歩きながら、松山駅から乗車する特急の自由席特急券をe5489で購入。
20分ほど歩き、松山駅に到着。自由席特急券の発券のためにみどりの券売機に行くも、若干混んでいた。これ発車に間に合わなかったらやべえ!と焦るも、なんとか間に合った。
○07:20松山→07:55今治
8M・予讃線特急いしづち8号高松行き・8000系3両編成(特急しおかぜ8号岡山行き・8000系5両編成に併結)
自由席がかなり混んでおり、7号車で他の乗客の隣・通路側に座る。車内自動放送の英語が完全にJR東日本と一致。左手に瀬戸内海を望みつつ走る。
今治駅到着。高校生が多い。愛媛県土産を何も買っていなかったことに気づいたので、駅のセブンイレブンで母恵夢……というか「ベビー母恵夢」を購入。
高速バス乗り場に向かい、乗車券を買う。バス停にいると、バスから下車してくる高校生をかなり見かける。島からしまなみ海道経由でここまでバスで出ている高校生も多いのかな。
非常に腹が減ったので、新高岡駅で買った「白えびビーバー」をここで食べ始めることに。
瀬戸内しまなみリーディング高速バスしまなみライナー福山駅前行き
白えびビーバーを食べながらバスに乗車、しまなみ海道を通って本州に戻る。
今治北IC入ってすぐの「次のICまで○km」的な案内標識のフォント、なんで伯方島ICは公団ゴシックで、その上の大島南ICは新ゴなんだろうか……。
車内ではWi-Fiが使えたので、接続して旅ツイートを進める。というか、車内では景色を眺める以外、旅ツイートしかしていなかった気がする。
しまなみ海道、時間さえあればサイクリングで渡ってみたかったものだが、仕方ない。バスの車内からでも、しまなみ海道の良さは十分に理解できた。とても天気の良い日であった。
最長片道切符38日目は、松山からしまなみ海道経由で本州に戻り、岡山から最長片道切符の経路を再開します#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/IKqXW9l9Sx
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月3日
福山駅到着。意外と乗り換え時間が限られており、若干早歩きで改札に入る。
○10:01福山→11:02岡山
1732M・山陽本線普通相生行き・115系(末期色)3両編成
毎度おなじみ真っ黄色の電車に乗って、岡山駅へ。
ここで最長片道切符を取り出し、最長片道切符の経路を進める旅を再開する。
岡山駅(山陽本線/津山線)
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月3日
これまで通ってきた四国の都市が、列車の行先として電光掲示板に見える
四国で見たアンパンマンラッピングの車両もいた
ここから津山線で、3日前に東津山駅まで行ったもののそのときは通らなかった、津山駅へと向かう#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/pVEhJSXw4B
◎234. 11:10岡山→12:17津山
3936D・津山線快速ことぶき津山行きワンマン・キハ40形(朱)2両編成
牧山駅のところで電波状況が悪くなり、駅メモのチェックインに失敗するのではないかと心臓バクバク。無事成功したが、……しかし電波状況悪すぎないか?別にdocomoの通信障害とかじゃないっぽいんだけど。中国山地ってどこもこんなもんなのかな。
津山駅到着。急いて改札に向かい下車印をもらって、急いでホームに戻り列車に乗り込む。
駅メモで3日前にチェックイン失敗した美作大崎・西勝間田・勝間田・林野の各駅、これに改めてチェックインするため、一旦最長片道切符の経路を外れて林野駅まで姫新線に乗車する。
○12:20津山→12:43林野
2828D・姫新線普通佐用行きワンマン・キハ120形(橙+赤)単行
列車の進行に合わせて、駅メモのチェックインも済ませていく。林野駅近くで無事、目標達成。
林野駅で折り返すことにしていたが、折り返しまで1時間以上の時間がある。周辺に何かないかとネットで調べていたら、湯郷温泉なる温泉があることを知ったが、どうやら林野駅から出ているバスは時間が合わないようだ。
その林野駅に到着。とりあえず湯郷温泉の方に歩いて行ってみることにした。古びた「バスのりば」を見て、かつてはこの駅を経由して温泉街に行く人々で賑わったんだろうな、と思いを馳せる。
温泉に向かってどんどん歩いていくが……やっぱ遠くね?途中で行くのがめんどくさくなった。しばらく歩いたところで折り返し、林野駅に戻ることにした。湯郷温泉は別の機会に、ちゃんとバスを使って行こう。
しかし、せっかくここまで来たのだから、どこかの店で昼食でも食べたいものだ。そう考えていると「つるや」という店が目に入った。調べてみると、津山市を拠点とする弁当屋らしい。
入店。「メガダブル海老カツ丼」というメニューがあったので、食べてみることにした。セフードコートみたいに、できたら呼ばれて自分で取りにいくスタイル。……何これ、めちゃくちゃ美味いんだけど。卵がちょうど良いとろっとろさ、それに対してカツはジューシー、さらに海老天が良い味を出している。この旅始まってから、一番印象に残った食事かもしれない。冗談抜きで。
林野駅周辺(津山線/姫新線津山駅から姫新線)
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月3日
3日前に最長片道切符の経路として通過したところだが、事情により再訪
湯郷温泉の玄関口でバス乗り場もあるが、おそらく岡山駅からの直行バスの方がアクセスが良い
津山の弁当屋(チェーン)の店を見つけ、丼をいただく#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/VloA2WtRWk
680円の素晴らしき昼食を堪能して、歩いて林野駅に戻る。
林野駅到着。「光トラベルセンター」なる旅行代理店が駅業務を代理しているらしく、駅舎の中には旅行のポスターがいろいろ貼ってあった。面白い。
ホームで列車を待っていると、男子高校生集団が友達だかと通話していて、「何してるって汽車待ってる」みたいなことを言っていた。汽車、ね。
○13:59林野→14:23津山
2829D・姫新線普通津山行きワンマン・キハ120形(橙+赤)単行
勝間田駅にて、ブレザーの中にパーカー着てる系女子高生が乗車。
津山駅到着、下車。せっかくなのでご当地グルメの津山ホルモンうどんでも食べたかったが、やっている店がなかったので諦めた。津山まなびの鉄道館も休館日。かなしいね。
津山駅(津山線/姫新線)
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月3日
駅の近くには「津山まなびの鉄道館」があるが、あいにくの休館日
かなり最近に北口広場が整備され、バスターミナルがあるほかSLもいる#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/tdYf008p3a
◎235. 14:55津山→15:42中国勝山
1863D・姫新線普通中国勝山行きワンマン・キハ40形(朱)単行
「線路は続くよどこまでも」のすぐ後にJR西日本標準接近メロディーを流す津山駅。
美作落合駅を出たところで財布の中を確認する。……あれ、学割証3枚あるじゃん。昨日1枚見落としてたんか。京都→中津川(※結局この区間では使わないことになる)と、忘れてた博多→厚狭(※結局柚須→厚狭になる)と、あと1枚どこかで使わない?大丈夫か?
てか電波かなり通じるな、さっきの電波通じなかったのはやっぱ津山線に特有のやつだったのか?まあこっちは盆地であって山間部じゃないってのもありそうだけど。
終点の中国勝山駅に到着。幼稚園〜小学校低学年くらいの兄弟と思われる少年2人が、駅の近くで遊んでいた。
ここから先に進む列車まで1時間あるので、散策する。まずは美作勝山郵便局を発見したので、ATMを使用。しばらく歩いていると、町並み保存地区へ。他の地域の「町並み保存地区」同じく、良い感じの歴史ありそうな街並みが見られる。「谷崎潤一郎疎開の地」だの「寅さんロケ地」だのがあった。
川を渡ると、スーパーマーケットの「マルイ」があった。せっかくなので、パンとご当地っぽい牛乳を購入。下校中と思しき中学生を見つつ(不審者ではない)、中国勝山駅に戻る。
美作勝山(姫新線中国勝山駅から徒歩)
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月3日
国指定の重伝建ではないが、岡山県の指定を受けた町並み保存地区がある
美作勝山藩の城下町として栄えた街#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/yRevHXEpA8
駅ではスーパーで購入したパンを食べつつ、列車を待つ。
◎236. 16:47中国勝山→17:42新見
865D・姫新線普通新見行きワンマン・キハ120形(橙+赤)単行
マジで中学生しかいない。
中国勝山駅を過ぎ、突然車窓に現れた雪。すぐ消えたと思ったら、月田駅を過ぎてまた現れた。
隣の席、月田駅で男子中学生集団と入れ替わる形で女子中学生集団が座り、人間関係に関する生々しい話をし始める。うお、女子中高生って感じ。
富原駅、右手に見えるかつてのホームの跡。富原駅で中学生が全員下車し、残る乗客は自分含めて3人。17時を回ってもまだ車窓は明るい。
刑部駅、謎に駅前がでかい。外国人の女性と日本人?の男性のコンビが乗車してきた。行き違いのため4分の停車。逆方面にやってきた車両、キハ120系単行だけど前面の色がちょっと違った気が。
しばらくして新見駅に到着。12分しかない中で、わずかに駅前を散策。ここも「〇〇を大河ドラマに」があるのか(新見の場合は山田方谷だった)。
新見駅(姫新線/伯備線)
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月3日
乗り換え
非電化ローカル線の姫新線から一転、伯備線は電化されており特急やくもやサンライズ出雲が通る、陰陽連絡線の代表的な存在#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/uaoaYjJwMI
◎237. 17:54新見→19:02倉敷
862M・伯備線普通備前片上行き・115系(湘南色)3両編成
湘南色でちょっと感動してしまった。車内では、12日後(3/12)以降の旅程について考えを巡らす。
3/15と3/16は夜17:00以降にオンラインのアルバイトがあり、できれば両日とも出たいので、両日とも17:00には宿の個室にいられるのが望ましい。しかし現状では、3/15は宮崎駅発で日南線・宮崎空港線を乗りつぶしてから鹿児島中央駅まで行って泊まる行程になっているが、これでは鹿児島中央駅到着が17:00ギリギリになってしまうし、翌日3/16の17:00に個室かつ安い宿にいることも困難。
ここで日南線と宮崎空港線の乗りつぶしを前日に前倒しすれば、3/15には宮崎駅発で熊本県の宇土駅まで行くことができ、宇土の快活CLUB(個室あり)に17時前に入店できる。さらに翌日3/16には博多駅隣の吉塚駅まで行くことができ、福岡市内の個室かつ安い宿に17時前にチェックインできる。両日ともにアルバイトに出られるこちらの方がよっぽど良いので、日南線と宮崎空港線の乗りつぶしは3/14に前倒しすることに決定。
3/14に下関駅を始発で出て、一部区間で特急を使えば、その日のうちに日南線・宮崎空港線の乗りつぶしまで済ませて宮崎駅まで戻って来られる。その場合、もともと3/14に予定していた下関の唐戸市場・関門海峡トンネル人道観光はできなくなるが、3/13に前倒しすれば良い。
3/12の17:15到着のフライト(石垣島発)で福岡空港に着くことを考えると、3/12は福岡市内で宿を取ってゆっくりし、3/13に朝イチで博多駅→門司港駅を移動してから関門海峡トンネル人道経由で唐戸に渡り、そこから移動して厚狭駅から最長片道切符の経路を再開して下関駅まで進む、この経路が無難だと思われた。その場合、3/12夜18時以降にも、同じくオンラインでアルバイトに出ることができる。
結論:旅程を全体的に前倒しにする。(この旅程を遂行するのは50日目〜54日目の3/12〜16に該当しており詳しくは[旅52][旅53][旅55]で述べる。)
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倉敷駅到着。ここでは夕食を食べることにしていた。
まずは何も考えず、駅北口のアリオ倉敷へ。中に入ったところで、「倉敷のご当地グルメって何だ?」と調べ始め、ぶっかけうどんがご当地グルメであったことを思い出す。ぶっかけうどんが食べたくなり、駅南口のふるいちで食べることにした。
店まで行き、入店、ぶっとろ(とろろつき)を頼んで食べる。……うん、やはり美味しい。3日連続でうどんを食べたことになってしまった。
食べ終えたらまたアリオに行き、飲み物と翌日の朝食(パン)を確保して、駅に戻る。
倉敷駅周辺(伯備線/山陽本線倉敷駅から徒歩)
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月3日
駅北口にはアリオ、南口には商店街があり、それなりの規模の都市であることを感じさせる
倉敷はぶっかけうどん発祥の地#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/wUMhoywsLv
◎238. 20:16倉敷→21:20尾道
1763M・山陽本線普通糸崎行き・113系(末期色)4両編成
最初座れなかったが新倉敷駅で若干空いたので、座席に座ってバイトの作業。近くの若い男性(高校生?)の集団がバレンタインについて話していた。たしかにゲームのバレンタインイベあるよな、ありがたいよな。東尾道→尾道、尾道大橋の下あたりに「日立造船 向島工場」看板光っててめっちゃよく見えるな。
尾道駅で下車。暗くなっていて海はよく見えないけど、確かに海のとても近くである。海を感じてから駅に戻る。
尾道駅周辺(山陽本線尾道駅から徒歩)
— 旅かだ (@kda_traveler) 2022年3月3日
駅の目の前に瀬戸内海が広がる
向島までの渡船の乗り場も駅の目の前#御かだ最長の旅 pic.twitter.com/DQHsz5Wr44
◎239. 21:34尾道→21:47三原
443M・山陽本線普通三原行き・115系(末期色)3両編成(確か)
本日最後の区間。
三原駅に到着、歩いて快活CLUB三原店へ。22時なので比較的早いが、すぐに寝る。
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