どこかの元T大生の思考

不定期です。旅行と考えることが好きな元T大生が、たまーに駄文を公開します。旅の記録を語る[旅]、何かに対する見解や主張をぶつける[論]、自分の生き方について思いを巡らせる[憂]、趣味などについて書き散らす[雑]の4つのカテゴリーで。

[雑34]「僕」の手記③(夢)

0.

かつて、「自分を主人公とした物語を書く」みたいなことを抜かしていた人間がいた。有言不実行な彼の思いを継いで、ここに筆を走らせることとしよう。

utok-travelandthinking.hatenablog.com

僕は、彼から生まれた存在である。僕が僕の経験としてここに描くものは、7割ほどは彼が実際に経験した事実、3割ほどは創作である。7割ほどは事実なので、どれが事実なのか見抜くことを、楽しんでいただきたい。(ちなみに登場人物の名前はすべて架空である。)

僕が語り手の短編集、という形になる。番号のついた短編の複数を、その時の気分で抽出して、こういう記事にまとめてみる。一般的な「物語」を語れるほど僕は発想が豊かではないので、脈絡も伏線もない短編の積み重ねになるが、まあ良いだろう。

 

 

201.

ふとテレビをつけると、大食いの番組をやっていた。2チームあって、どちらが先に食べ終わるかを競っているものだった。

ちょっと意外かもしれないけど、僕はこういう大食い番組は好きじゃない。というか、どちらかというと嫌いだ。料理は美味しく食べてこそのもので、大量のものを苦しんでまで食べるものじゃない。

……でも、僕はその番組に見入ってしまった。というのも、僕の知り合いが映っていたからだ。

片方のチームには、学科同期の女性。片方のチームには、一応サークル同期の男性。特に後者は私との関わりが全然なく、別に親しいというほどではなかった。でも、なぜこの2人?

そんで、対決の結果は、……よく覚えてない。

 

202.

僕は中学の友人と、JR東日本吾妻線に乗ってた。

なんでかは覚えてないけど、ある途中駅で下車することになった。その駅の名前は……「渋川」。

あまり大きくない駅舎の中で、僕は座る。男性だと自覚してるはずの僕は、スカートを穿いていた。周りには男女の中学の友人。僕は「自分が男性なのかよく分からなくなることがあるんですよね」なんてことを言っていた。

その後の友人の反応は、……よく覚えてない。

 

203.

そこは、広い公園。その隣には2階建の広い建物。大学の学園祭が、なぜかその公園で行われていた。

僕は誰かから逃げていた。誰から、どうして逃げていたのかは覚えてない。

追っ手が僕の前にも現れ、もう逃げられなくなった。万事休す。

その時、緑っぽい髪をした発明家っぽい若い男性が、僕の方に歩いてきた。……この人がなぜ、こんなところに。

その後にどうなったかは、……よく覚えてない。

 

204.

1人で稚内からフェリーに乗って、サハリンに到着した。適当に列車に乗って、適当な駅で下車した。

僕はどうしてか、宿の予約をしていなかった。お金も大して持ってなかった。そして、特に行動の計画も立ててなかった。

……案の定、僕は迷った。

その後無事に帰れたかどうかは、……よく覚えてない。

 

205.

免許合宿の途中に、実家に一時的に帰宅した。……え、帰宅する暇ってあったっけ。……おかしい、これは夢だ。

……目が覚めた。残念、夢の中でもうちょっといろんなことしたかった。人生初の明晰夢を無駄にしてしまった。

 

206.

免許合宿の間に教習車を運転していたら、前に逆走車が現れた。咄嗟に避けようとしたが間に合わず、衝突した。

……目が覚めた。ここは病院……じゃなくてホテルだ。僕は無事なようだ、というかこれは夢だったようだ。

現実世界においてその日は卒検の日で、当然教習車を運転することになった。かの夢が正夢にならぬよう、特に注意して運転した気がする。

 

207.

僕はなぜかその日、自分の学科じゃなくて隣の学科のガイダンスを受けていた。場所は、広めの教室……でなく、なんか大学っぽくない豪華な部屋。

……それにしても、なんだか外が騒がしいな。

刹那、扉が開く。

入ってきたのは、銃を構えた人々。

突然の乱射。

何かを叫んでいるが、銃声にかき消される。

もともと部屋にいた人の一部も、銃を構えていた。

双方に飛び交う銃弾。

阿鼻叫喚とする部屋の中。

大学のガイダンスのはずだった空間、抗争の空間に。

……いやいや、何も知らされてねえよ。勝手に戦うんじゃねえよ。勘弁してくれよ。生きて返してくれよ。

その後僕が無事だったかは、……よく覚えてない。

 

208.

気づいたら、暗くてとても広い空間にいた。そこには「風紀委員」がいた。

……そして大学の知り合いが、その中にいた。

彼がなぜ「風紀委員」だったのか、その後何があったか、そもそも僕がなぜそこにいたのか、……よく覚えてない。

 

209.

僕は、青森県のとある都市で自転車を漕いでいた。

大学の講義でフィールドワークがあり、それに合流することになっていた。

自転車を漕ぎ、先生と合流する。

ふとトイレに行きたくなり、東京駅へと向かう。

トイレに行こうとしたら、東京駅のよく分からない狭い通路を通され、よく分からない狭い個室に案内された。

なぜ青森でフィールドワークがあったのか、なぜトイレのために東京駅まで移動したのか、その後どうしたのか、……よく覚えてない。

 

210.

僕は「桜島フェリー」に乗船していた。フェリーに乗船しながら、Zoomで就活について誰かに相談していた。

フェリーを降りたら宮崎だった。地下鉄に乗った。

……どういうこと?

 

211.

東武東上線志木駅が地下駅だった。

……どういうこと?

 

212.

リサイクル業者に「弟子入り」した。

……どういうこと?

 

213.

どこかの合唱団の演奏会に行った。「あまり上手くないな」と思いながら聴いていた。

なぜその合唱団の演奏会に行ってたのか、……よく覚えてない。

 

214.

夜に家を出発し、どこか暗いところで夕食を食べ、暗い中を成田空港に向かった。

なぜその日にその時刻に成田空港に向かってたのか、……よく覚えてない。

 

215.

就活の選考で、なぜか歌を歌わされた。初見の楽譜で、音取りなんてしていなかったので、全然歌えなかった。

……どういうこと?

 

216.

僕がかつて入っていたサークル。僕は無難な方法で去ったが、そうでない方法で「蒸発」した同期がいた。

そのサークルのなんらかの集いに、なぜだか顔を出した際。蒸発したはずのそいつが、そこにはいた。

そいつが何を言っていたかは、……よく覚えてない。

 

217.

僕はトラックの助手席に乗っていた。

……なんか変な感触がした。これって……もしかして人を轢いた?

慌てて、横の運転手に「止まって!」と声をかけた。しかし運転手は何も聞こえていないような感じで、そのまま運転を続ける。

その運転手が誰であったか、なぜひき逃げをしてしまったのかは、……よく覚えてない。

 

218.

僕は空を滑空していた。眼下には、車両基地みたいな風景が見えた。

なぜ、どこで滑空なんてしていたのかは、……よく覚えてない。

 

219.

車で首都高の高架を走っていた。その首都高、東京駅の東口に接する形で、線路に並行して高架が通っていた。周囲に高層建築は全然なかった。

……どういうこと?

 

220.

埼玉県ふじみ野市かっぱ寿司があったが、カッパのキャラが描かれている旧バージョンの看板だった。

……どういうこと?

 

221.

……目の前で航空機が墜落し、爆発した。ありえない墜落の仕方をしていた。最悪な光景だった。

そこから逃れるように、バスで金沢駅まで移動。金沢駅の「北口」はショボかった。

少し歩くと、そこには地方鉄道の始発駅があった。普通の駅のはずなのに、改札口が分かりやすく、とてつもなく入りづらかった。

……どういうこと?

 

222.

3日間自由行動の、謎の旅行に出ていた。途中、なんらかの手段で空に出て、屋久島を鳥瞰した。途中、謎の楽器を習わされた。

一連の行動にどういう意味があったのか、そもそも僕はなぜそんなことをしていたのか、……よく覚えてない。

 

223.

大学の講義の一環で、小田急の沿線のよく分からない駅で下車した。2泊3日のプログラムである。

1日目と2日目で班が違う。……だから1日目も2日目もどこかの班にいるはずなのだが、僕はなぜだか孤立した。

3日目になり、プログラムは終了。小田急に乗って新宿の方へ戻る。列車には大学の知り合い2名がいた。そのうち1名。やたら下ネタを言う奴が、めちゃくちゃイケボになってた。

……どういうこと?

 

224.

目の前の樽に、大量のガソリンが入っていた。

気づいたら、西日本鉄道会社説明会にいた。人数がとてつもなく少なく、面談では社員3対学生1という恐怖の環境に置かれた。

……どういうこと?

 

225.

大学入ってからの友人と、幼稚園から高校まで一緒の友人が、仲睦まじく喋ってた。

……どういうこと?

 

226.

神戸に旅行に行った。現実には存在しないはずの地下鉄の路線、現実には存在しないはずの海岸沿いの崖(静岡の薩埵峠みたいな感じだった)、その近くにある現実には存在しないはずの街。

……どういうこと?

 

227.

和光市駅での乗り換えをミスって、20分ほどロスした。

……気づいたら、港に隣接したよく分からない施設にいて、そこで何かをしていた。

……気づいたら、駒場キャンパスなのかよくわからないところにいて、マスクを求めて彷徨っていた。駒場キャンパスの近くには、謎の100均があった。

……気づいたら、何年後か分からない本郷キャンパスを、友人とともに歩いていた。

……どういうこと?

 

228.

鹿が家の中に侵入しようとして、「なんで野良猫は歓迎して自分で世話しようとするのに鹿は排除するの?何が違うの?」と親に問い詰めた。

……夢だった。そこで、この内容をツイートした。……なんかバズった。

……夢だった。え、ツイートしたのも夢だったの?

 

229.

東京ディズニーリゾートが一部東京都にあり、用事でそこに行った。それが長引き、飲食店でのバイトに遅れた。

そのバイトが終わった後だろうか、3人1組のクイズ番組的な奴を、駅前で、長らく会っていなかったはずの中学の同級生でやっていた。……と思ったら、みんなは生身でなくバーチャルで参加していた。

……気づいたら、よくわからない駅前にいた。「自宅の最寄駅」と認識していたが、僕の知っている最寄り駅とは違った。その駅からは近くの大学までスクールバスが出ており、その大学の学生でもない僕は、なぜかそのスクールバスで自宅に向かった。

……どういうこと?

 

230.

運転していたら、関越道の上りの渋滞に巻き込まれた。

……気づいたら、高速道路を降りて、よく分からない林の中にいた。停車しようとしたが、ブレーキ全踏みしてもサイドブレーキ引いても、なぜか停車しなかった。とてつもなく不気味だったし、死を覚悟した。

その後どうなったかは、……よく覚えてない。

 

231.

大学の知り合いが車に乗っていたが、急斜面で車が転覆。派手に転がっていき、斜面の下で止まった。

大惨事を覚悟した……が、その知り合いは無傷で平然と車から出てきた。そして車を降りるとき、何かを僕らに見せてきた。

なぜそいつが車で急斜面を走っていたのか、そいつが見せてきたのはなんだったのか、……よく覚えてない。

 

232.

僕はその時、山登りっぽいことを家族としていた。

雨が降ってきたので、下界の自転車のカゴに置いてきた雨具を取りに行こうと、1人だけ離脱した。しかし下界に自転車は無く、もしや盗難された?と考える。近くの交番に届け出ようとするも、謎のポエム的なことを言うおっさんしかいない。……は???そのおっさんに暴言を吐き、探し続ける。しかし見つからず。

僕は分身でもしたのだろうか、同じ頃に家族で山頂にもいた。その周辺の地面には、感動的な言葉が書かれていた。それを読もうとしたが、眼鏡を下界の奴が持ってったため読めず。……と思いきや、別の眼鏡を荷物の中から発掘したため、解読に成功。

気づくと翌朝だった。昨夜からの記憶は混濁していた。雨具と自転車の捜索を諦めた僕は、山の隣の建物の高層階にいた。その建物はホテルで、家族はそこに泊まっていたのだと思われる。エレベーターの中で僕ら家族は、弟の知り合いの家族とも一緒になる。そこで、弟が知り合いに借りてた金に利子を加えた分の金を、夜中に寝ていた知り合いのポケットに入れたということを聞く。

……ここで僕、食事の記憶がないことに気づいてしまった。そのことについて家族に聞くと、「なんかすごく寝てたからホテルの食事には呼ばなかった」とのこと。どうやら雨具と自転車の捜索を諦めた僕は、早いうちにホテル(山頂かもしれない)に戻り、爆睡していた可能性がある。雨具と自転車が盗難された件は、家族も知っていたらしい。ここで僕、ホテルの飯という大好きな存在を食いそびれたことに対し、大人と思えないくらいの発狂をかました。

また下界に戻り、謎にバスの乗車し遠回りをしてから、周辺の捜索を開始する。交番には例の意味不明おっさんしかおらず、役立たずなので頼らない。ホテルの飯を食いそびれたことと自転車を盗まれたこと(もはや雨具はどうでも良かった)に発狂し、大声でキレ散らかし喚き散らかしながら探すも、見つからず。

……ふと、僕のでない自転車を3台ほど発見した。謎の形状で体を鍛えられそうな自転車と、幼児用の自転車と、速度計とかついてる自転車。続いて親から、「道路に青い粉が散乱している」「これを追えば犯人の足取りが分かるかも」という情報を得て、その青い粉を見つけたため追跡を開始した。僕の自転車は青いので、それが壊れている可能性も覚悟した。

青い粉を追っていると、なぜかプラレールの現物が散乱している道に出た。それを追っていくと、バス停の近くで勝手にフリーマーケット的なことをしている犯人を発見。犯人は眼鏡をかけていた。

僕は自分の立場を隠しつつ、話を聞く。彼の語りによると、プラレール・〇〇〇(忘れた)・自転車を置いてく不用心なやつから、置き引きしたとのこと。自転車とプラレールの一部はそこにあったが、プラレールの大半ははここまでで落とし、かつその一部は青い粉になるくらい車にグシャグシャにされたのだと思われる。

僕は自分のiPhoneで、ごく自然に犯人の顔写真を撮った。そして家族の元に戻った。

……どういうこと?

 

233.

ホテルに家族4人(弟以外)で泊まることになったが、僕だけ到着が遅れた。家族に部屋番号を聞き出そうとするも、なぜかぼかされる。3階ってことだけは分かったので、部屋の中から微かに聞こえてくる家族の声を頼りに、部屋を探し当て……ようとしたができず。キレた僕は、外に出て家族の車を運転し、都内を暴走した。

……どういうこと?

 

234.

東京駅行きの湘南新宿ラインとかいう、謎の列車に乗っていた。

……どういうこと?

 

235.

過積載のため、乗っていた路線バスが横転した。その過積載の原因は、僕が持っていた荷物だった。

……どういうこと?

 

236.

新しい眼鏡を装着した。

……夢だった。眼鏡買い替えようかな。

 

237.

同一のはずの建物が、母校の高校→小さい商業施設→自宅→公民館と移行していく。

その日はイベントかなにかの開催日だった。母校は男子校のくせに、なぜか女性が多数いた。その母校の中に、謎の商店が現れた。そしてそこではなぜか、高校でなく中学(公立)の同級生と遭遇した。そいつらはなぜか皆、裸だった。そのイベントにおいて、自分は運営ボランティアだった。

……どういうこと?

 

237.

東横線の中目黒→代官山に乗っていたが、代官山駅が謎にでかかった。

……どういうこと?

 

238.

気づいたら僕は東京の青山に、袴を着た状態でいた。道に立たされ、楽器を吹くように言われた。……僕、楽器経験ないんだけど。突っ立つことしかできなかった。

……メールが来た。おや、大学の某委員会からの連絡だ。

……どういうこと?

 

239.

本郷三丁目駅の目の前のミスドに、買い物に行った。あれ、本郷三丁目駅の前にミスドなんてあったっけ。

……どういうこと?

 

240.

大量の中学同期と再会した。部活が一緒だったやつがめっちゃ太ってて、腹を触って遊んだ。

……夢か。

その数日後、夢の中で太ってたそいつに、現実世界で2年ぶりに再会した。全然太ってなかった。

 

241.

渋谷駅で、注射針を持った医師が暴れた。逃げ惑う人々。恐怖心から僕も逃げる。

……どういうこと?