初九州の時。
私は2018年8月25日(土)から9月7日(金)まで、2週間に渡って日本各地を放浪していた。長すぎるので、このブログでは4回に分けて書くこととする。
今回は、高校の友人(高2の時に一緒に西日本に行った彼)と九州に行ってから萩に向かった1日目-4日目、8月25日(土)から28日(火)について書く。
旅程は、
〈8/25〉
埼玉県の自宅(東武東上線)池袋(湘南新宿ライン)小田原(東海道本線)熱海(東海道本線)草薙(東海道本線)浜松(東海道本線)豊橋(東海道本線)米原(新快速)播州赤穂(赤穂線)岡山(山陽本線)三原(東海道新幹線のぞみ)広島(山陽本線)岩国(山陽本線)柳井
〈8/26〉
柳井(代行バス)下松(山陽本線)防府(山陽本線)新山口(宇部線)宇部(山陽本線)下関(山陽本線・鹿児島本線)小倉(鹿児島本線)戸畑(徒歩・若戸航路)若松(筑豊本線)直方(福北ゆたか線)長者原(香椎線)宇美(香椎線)香椎(鹿児島本線)二日市(鹿児島本線)香椎(香椎線)西戸崎(香椎線)香椎(香椎線)西戸崎(バス)志賀島局前(徒歩)志賀島港(市営渡船)博多港/博多ふ頭(バス)渡辺通一丁目FM福岡前
〈8/27〉
博多(鹿児島本線)鳥栖(長崎本線)肥前山口(佐世保線)早岐(佐世保線)佐世保(大村線・長崎本線)浦上(市電)平和公園(市電)新地中華街(市電)大浦天主堂(市電)新地中華街(市電)長崎(長崎本線)肥前山口(長崎本線)鳥栖(鹿児島本線)大牟田(鹿児島本線)熊本
〈8/28〉
(徒歩)田崎橋(市電)熊本城・市役所前(徒歩)上熊本(鹿児島本線)久留米(久大本線)日田(代行バス)添田(日田彦山線)田川後藤寺(日田彦山線・日豊本線)小倉(鹿児島本線・山陽本線)下関(山陰本線)滝部(山陰本線)東萩
準備段階。
友人と「夏休み九州行かね?」という話になり、私がサークルの合宿から帰ってきた後の8/25-8/29で敢行することに。友人も私もケチなため当初から青春18きっぷを使う想定であり、結果鈍行ばっかで九州に向かうというヤバヤバ旅程が爆誕した。
岡山県・広島県などでの豪雨による被害状況も考慮した結果、とりあえず25は山口県の柳井まで行くことになった。そして26は友人が見たがっていた野球の試合が福岡であり、その日だけは2人別行動をとって26は福岡で宿泊することに。他方彼は8/30には東京に戻っている必要があったため、29の夜に京都を出る夜行バスで帰ることを提案。そこから逆算して、28に萩に着いてればよくね?ということになり、27に福岡を出て28に萩に着く旅程を組んだ。なんか長崎とか熊本とか日田とか行けたけど、さすがに結構カツカツな旅程となった。
一方ちょうど同じくらいの時期に、大学の友人からも「夏休み九州行かね?」と誘われていた。8/30-9/1。私は自身の金銭状況と相談して1日目のみ行くことに決定。
ということで、この2つの接続で試行錯誤。結局私が29に島根まで行ったところで九州に戻り、30に大学の友人と福岡で合流することになった。ゆえに、一旦九州を出てからまた戻ることに。
旅程組むの疲れた……。
1日目。
朝起きて、時計を見て絶望した。
始発電車に乗るはずが乗れず、結局100分ほど遅れて出発。当然、友人との待ち合わせ時間に間に合わず。
彼は先に行ってしまった。そこで私は追いつかねばならない。それに25日のうちに柳井(山口県)に行く必要がある。「これは残念ながら新幹線に余計に課金しなきゃならないのか…?」と焦ることに。
…しかしよく計算したところ、三原(広島県)までずっと鈍行で行ってもギリギリ間に合うことが判明。旅程の余裕が功を奏したようだ。あと、やっぱ私、旅に関して運良すぎないか。
ちなみに当時、山陽本線も呉線も三原・広島間で運転見合わせ区間があり、三原→広島だけは新幹線以外の選択肢がなかった。新幹線課金自体は確定していたのである。
鈍行で三原まで行けると安堵したのもつかの間、静岡県の区間を行っている間に、今度はUSB-A→USB-Cのホストケーブルを破壊。なんでや…。パソコンを「でかいモバイルバッテリー」などと表しMacBookからiPhoneを充電したいと思っていた自分にとって、かなりの痛手だった。まあモバイルバッテリーは別にあったけど…。これは翌日の26日に新しく買うことで一旦は解決したが、(察して)。いや私、物を壊す能力ありすぎだろ。
昼飯は豊橋駅(愛知県)の駅弁「助六寿司」(550円)と「知立名物大あんまき」(190円)。この旅で最初のご当地グルメ。
そしてちゃんと起床して先に行っていた友人と、大垣(岐阜県)にて合流。どうやら携帯の充電が切れ、大垣のドコモショップで充電をしていたらしい。むしろ先に行かせておいてよかったなこりゃ。
しかしこやつ、岡山駅あたりで再び電池消耗の危機に瀕しやがる。そして自分もモバイルバッテリーの容量不足&スマホの使いすぎ(特に位置情報とテザリング)で同様の事態になりやがる。
「新幹線なら充電できるんじゃね?」と考えて調べたところ、充電が確実にできるのがN700系しかないと判明。そしてまた調べたところ、21:48に着く三原にて21:55にN700系ひかり481号広島行きが出ると判明。その次の新幹線は700系ひかり443号、これはコンセントがちゃんとあるか危うい。
ゆえに48分から55分までの間の7分で乗り場を移動し、新幹線の乗車券+特急券の購入もしなければならないわけだ。さらに山陽線は若干遅延。
そこで三原ダッシュ。
間に合った。充電もちゃんとできた。鈍行ばっか乗ってる私たちにとって、新幹線は快適すぎた。早すぎた。ただし2,290円。まあまあ高えな。
夕食は広島で調達する予定だったが、時間が遅かった(22:17着、22:51発)ため駅弁屋も駅そばもやってない……。そこで駅構内のセブンイレブンで「広島風お好み焼き」(580円)を購入。もちろん山陽本線の車内で食す。うまかったけどこれ、あくまでも「風」なんだよなぁ。
そこから終電で柳井まで行き、カラオケボックスで一夜を明かす。初の徹カラ。ソフトクリーム食い放題で、つい食べすぎてしまった。快活じゃないのに()。
そしてオケオールで翌日へ。
2日目。
徹カラで朝を迎えたが、カラオケボックスは5:00で閉店。代行バス始発が5:54だったため、その間にすき家で朝食を調達。色々頼んで390円。
そしてその代行バス、なぜか定刻より1分早く出発。なんでだよ。法律で禁止されてたりしないんだっけか……? まあ乗れたからいいんだけど。そして下松には乗換案内での検索結果より20分ほど早く到着。おかげで予定より1本早い電車に乗れることに。もうよくわかんねえな。
旅程の都合上、この日から新しい18きっぷを使うことに。そのため1日目に使っていたやつが2回分余る(夏合宿で2回使ってたから)ので、サークル同期に売ることが決まっていた。しかし自分は山口にいるから、到底手渡しなどできない。
そこで郵送。比較的早く関東に着く防府郵便局から、簡易書留。そのために防府で途中下車。防府局は若干駅から離れてたので、防府ダッシュ。三原ダッシュの次は、防府ダッシュ。ひたすら疲れた(それはそう)。
西武ファンの友人はヤフオクドームに野球を見に行く予定だった。対して私は乗りつぶしをしたい。そこで新山口で別れ、自分は宇部線を乗りつぶしに行くことに。そいつの大荷物を預かりながら(決していじめとかじゃない)。ここから私の謎ムーブメントが始まる。
昼食は北九州名物(らしい)かしわうどんを堪能。かしわおにぎりと合わせて460円。
若戸航路は若松線の乗りつぶしを楽にするために使用。まあ100円ならね……。そして若松での時間が渋かったので、まさかの若松ダッシュ。今度は若松ダッシュ。旅行中に1日で2回もちゃんとしたダッシュをするとは。
香椎駅直結のダイソーでUSB-AからUSB-Cへの変換アダプターを購入。これでパソコンが再びモバイルバッテリー化。ダイソー有能。神かと思った。まあこの後何が起こるのかはつゆ知らず。
謎行動を終えた後、香椎で同期と合流。あ、3回目のやつだよ。香椎行きすぎだろ自分。
ここからは友人の提案で志賀島へ行くことに。なんか某アイドルグループのメンバーの出身地らしいから。まあ私はそれに関しては全く興味がないんだがな。
せっかくならちゃんと観光したいところだったが、時間があまりなかったので丘の上の神社に行って終了。金印関連は全てスルー。
でも、満月に近い月の灯りと相俟って、対岸の福岡・博多の夜景がなかなかに綺麗だった。行って良かったと思う(小並感)。
さて、ここからは船で帰還。しかしこの船、もともと西戸崎で降りる予定だったのに、まさかの降りるのに失敗。博多まで送られ、予定外の出費340円を強いられることに。まあ宿に着くまでの時間は短縮されたけど…。そりゃ西戸崎についたところで何のアナウンスもないんだもん…。しょうがないじゃん…。
宿は1泊2,810円の割にめちゃくちゃクオリティーが良かった。ぜひまた福岡に行ったらお世話になりたい。なんかどこかの高校だかが合宿か何かで利用中だったみたい。
夕食はもちろん博多ラーメン…というか久留米ラーメン。天神にて。ミニ餃子・おにぎり・漬物つきで930円。うまい!屋台は時間かかりそうだったので、普通に店で食べた。別にいいじゃん。屋台めんどくさそうだし。
そして宿に戻り、翌日へ。
3日目。
徹カラで眠れなかった前日と異なり、ぐっすりと眠って気持ちよく朝を迎えることに。そして起きてスマホを見てみると…時間表示は「8:06」。
…ん、あれ? …また寝坊しちゃったじゃん!!!!!!!!!!
本来は博多駅6:10発(確か)に乗るはずだったのに、盛大に寝坊。もちろん友人も起きておらず。
これは特急課金やむなしか?佐世保を諦めることになるのか?と考えたが、調べたところ、10:06博多発に乗れば普通列車だけで旅程も計画通りに行けると判明。博多駅で朝食を済ませる時間もあり。いや自分強運だよな、まじで。
友人を急いで起こし、支度して博多駅へ。ところが宿から博多駅までが遠い。まあこの後の萩に比べりゃなんてこたないが。
朝食は博多駅の地下の店で調達。もともと佐世保バーガーを食べる予定だったんだけど、無念。
博多を出ると、まず佐世保へ。ここで私、移動中に変換アダプターをまたも破壊。自分ほんと物壊しすぎじゃね? まあダイソーとはいえ100均クオリティだからなあ()
佐世保では佐世保バーガーを買いたかったが、滞在時間はわずか9分。待ち時間だけで9分が過ぎると悟り、断念。昼食(?)は代わりに佐世保駅のファミマで調達。旅先でコンビニ飯とって、つまんないよなぁ。でもここで、実は「酢醤油つき肉まん」という九州ご当地グルメを回収していたんだな……。
長崎では1時間50分の超スピード観光。平和公園と大浦天主堂(というかその前)へ。結局、原爆資料館にも大浦天主堂にもグラバー園にも入れなかったが。路面電車での移動時間で結構取られたようだ。まあ楽しかったからいいんだよ。次回行ったら是非全部回ってやる。待ってろ長崎。
あと、長崎駅ではサントリー「阿蘇の」天然水を購入。何気無く買ったのだったが、これが九州を象徴していたのか(関東だと「南アルプスの」だし)。
結局、昼食はファミマのパンと肉まん・文明堂の三笠山(どら焼き)・角煮まんじゅう(大浦天主堂近くにて購入)という事態に。合わせて772円。昼食…なのか?
そこからひたすら普通列車で熊本を目指す。熊本につき一旦宿に行って荷物を置くと、夕食へ。夕食はもちろん熊本ラーメン。チャーハン付きで880円。うめえ!
宿は駅近で、普通のカプセルホテルとは若干違う形(2段ベッド)で3,000円。なかなか良い。最近できたばっかっぽかった。
ここでもぐっすりと寝て、次の日を迎える。
4日目。
今回はすっきりと朝早くに起きて1日が始まる。
朝食は、熊本駅から離れた市場まで歩いていき、ある食堂にて肉めし(520円)を堪能。割とボリューミーでうまかった。しかしこの市場、最寄りの田崎橋電停へも結構距離がある。だいぶ歩いた。ちなみに途中に橙宿()があった。
朝食後は田崎橋発の始発に乗り、熊本城観光へ。復旧途中で要塞みたいになっている熊本城も、それはそれで良かった。まじで要塞。
路面電車の時刻が渋かったため、熊本城から上熊本駅までは徒歩。ここで上熊本駅発の電車に間に合うか微妙になり、上熊本ダッシュ。またかい。
日田では豆田の町並みへ。これがまた歩くことに。あそこは埼玉の川越みたいだった(低レベルな感想)。ここの写真が、一時期私のiPhoneのロック画面の背景になっていた。見るたびに思い出して若干エモくなっていた。今でも一番のお気に入り。
日田ということで、豆田からちょっと離れた咸宜園(江戸時代の私塾)跡にも行った。
昼食は日田焼きそば(650円)。ここでもご当地グルメを回収。加えて大分県なのでから揚げ(150円)も回収。さらに「天領最中」(86円)、水まんじゅう(120円)もお土産でなく自分のおやつとして購入。割と金を落としたようだ。
しっかし平日昼ということもあり、日田の街はやたらおばあさんばっかだった。少子高齢化と若者の流出も絡んでそう。まあうちの町の方が酷いけどね()。
昼間に日田を出ると、ひたすら宿泊地の萩へと向かう。ここで「一旦」九州脱出。
九州を出てすぐ、下関駅にて「おそいぞ武蔵」という名のどら焼き(151円)をつい買ってしまった。名前に惹かれてしまった。まあご当地グルメじゃんね。
下関から山陰本線に揺られること約3時間10分、萩に到着。ちなみに夕方の山陰本線、車窓から見える海の景色が結構よかった。萩に着いたのは20:00なので、空はすでに真っ暗。
ここではゲストハウスに宿泊。3,000円。4人部屋のはずが、他の宿泊者がいなかったので2人での独占状態に。これは強運。ありがとう我が友よ(宿は28日までは友人が全部取ってくれました)。
しかし、駅からめっちゃ遠い。まあ萩は市街地自体が駅からえらい離れてるのだが。
夕食は超空腹の友人の救出のため、インドカレー屋(ナンおかわり自由)へ。1,280円。これがあったから、この日は1日の食費2,957円という限界旅行にそぐわない額を供出することに。まあ旅の醍醐味は飯だからね! てか20時以降に空いている飲食店が少ないんだよ…。そしてここで空腹の友人、ナンを6枚食べ、店員から若干引かれる。私は3枚堪能。ごちそうさまでした、そして連れがすみませんでした……()
夕食後は、松陰神社・松下村塾跡・伊藤博文旧邸へ。もちろん徒歩で。
夜の観光で割と怖かった。まじで。絶対1人では来たくなかった。てかまず夜に来る場所じゃないだろ。しかも宿から遠くて、帰るのが結構だるかった。こうして熊本・日田に引き続き萩でも歩数を稼ぐことに。
iPhoneによると、この日の歩数は33,411歩、歩いた距離は26km。歩いたなぁ。
疲れを感じながら、独占状態の部屋で睡眠に着く。こうして4日目も終了していく。
続きは次の月曜。それではまた。