6日間で3万円という超低予算の旅、敢行。
富士山から帰り、翌日1万4千円くらい稼いだのち、その翌日からはまた別の旅に出た。8/10(土)から8/15(木)の6日間である。
用意したのは、10日に泊まらせて欲しいという京大の高校同期へのアポと、14日出発の上り(東京行き)ムーンライトながらの指定席のみ。他は宿とか何も予約していない。
そして、この6日間で3万円しか使わないという目標を立てた。1日で樋口1枚。
そんな限界な旅が、幕を開けた。今回はその前半、10日から12日について。
旅程は、
〈8/10〉
埼玉県の自宅(東武東上線など)渋谷(東急田園都市線)用賀(東急田園都市線)中央林間(小田急江ノ島線)藤沢(東海道線)平塚(東海道線)熱海(東海道本線)浜松(東海道本線)豊橋(東海道本線新快速)米原(琵琶湖線新快速)京都(京都市営バス)高校同期の家
〈8/11〉
高校同期の家(徒歩)出町柳(京阪鴨東線・本線)七条(徒歩)京都(嵯峨野線)園部(山陰本線)福知山(福知山線)谷川(福知山線)福知山(山陰本線)豊岡(山陰本線)和田山(播但線)竹田(播但線)寺前(播但線)姫路(山陽本線)岡山(津山線)津山(因美線)智頭(因美線)鳥取(山陰本線)米子
〈8/12〉
富士見町(境線)境港(境線)米子(境線)博労町(徒歩)米子(山陰本線)宍道(木次線)出雲横田(木次線)出雲坂根(木次線)備後落合(芸備線)三次(福塩線)府中(福塩線)福山(山陽本線)岡山(宇野みなと線)宇野(宇野みなと線)茶屋町(瀬戸大橋線)児島
という感じだ。まあひとり旅なので、乗りつぶしが多い。
1日目。
8時半くらいと、旅の出発日にしては遅めに家を出発。朝食を食べそびれたため渋谷のマックで食べ、渋谷のキャン・ドゥであるものを購入。そこから用賀に向かう。
…わかる人はわかると思う。そう、私はヒッチハイクに挑戦しようとしたのだ。用賀駅で降り、東京インターに近いローソンの前に向かい、今さっき渋谷で108円で買ったスケッチブックに「海老名」と書いて掲げた。しかし同業者がすでにいてなかなか捕まえられず困っており、また私には停車中の車の運転手に声をかける自信がなかった。そのため、1時間待てど捕まえられず。結局諦め、おとなしく18きっぷを使って鈍行列車で向かうことに。来年の夏こそはリベンジしてやるからな、ヒッチハイク。
用賀にいたということで、ついでなら田園都市線を完乗してしまおう!と考え中央林間に向かう。これをもって、東急の現存路線で乗っていないのはこどもの国線のみに。そしてそこから小田急江ノ島線で藤沢に向かい、藤沢で18きっぷのハンコを押してもらい、平塚へ。
平塚では駅前のそうてつローゼンで昼食のパン・麦茶を購入。有能。
そこからはひたすら東海道本線を西に向かう。静岡のロングシート地獄、なんとか熱海で席を確保することに成功。しかし車内がやたら混んでおり、何事と思って調べてみたところ「ふくろい遠州の花火」なるものが。あ、これ去年鳥取から帰った時も遭遇したやつじゃん。愛野駅と袋井駅でみんなどっと降りていき、突然車内が空いた。みなさん楽しんで〜。
豊橋からは新快速をはしご(?)し、京都駅に着いたのは21時。
そこで夕食のおにぎりを調達し、バスで高校同期宅の近くに向かう。バス乗車だけで40分くらいかかった、京都は当然広い。
そして人生初の「一人暮らしの友人の家に泊まる」を実施。その時は彼の弟も来ており、結構窮屈だった。だけどそれでも寝場所を提供してくれた彼に、感謝したい。
2日目。
友人と弟が甲子園を見に行くため早くに家を出るとのことで、私も4時半くらいに出ることに。そして出町柳まで百万遍を通りながら歩き、京阪で七条に向かい、そこから徒歩で京都駅。
嵯峨野線の始発列車に乗り、福知山を目指す。
保津峡、良い。
園部で乗り換え、福知山に着く。
福知山では乗り換えの時間が微妙にあったため、南口のSLをちょっとだけ眺め、北口で朝食を調達。
別に天気の子は観てないけど、こんなからあげクンを買ってみた。
そして福知山線乗りつぶしのために谷川へ(谷川以南は大回りで乗車済み)。谷川、乗換駅のくせに本当に駅前何もなかった。
でもこういう駅って好き、なんかホームから見える景色も田舎っぽさに溢れてるし。
福知山に戻る。すると福知山城まで結構な距離を歩き、一応観光。
とは言っても時間に余裕がなかったため、ちょっと撮影したのみで撤退。福知山、徒歩観光客に厳しい街だ。
続いては山陰本線で豊岡まで行く。これも豊岡〜鳥取は乗車済みだからである。豊岡、駅前にスーパーがあるのが本当に強かった。フードコートでたこ焼きを購入し食べる。そして和田山まで戻り、駅を降りて少し歩いてみる。だが日曜日だからなのか、本当に人がいないし店も全然空いていない。
播但線、なんかすごい車両いる。
この車両に乗り、和田山から播但線で一駅、竹田駅へ。
ここから「日本のマチュピチュ」こと竹田城に登る。結構疲れたが、まあ上からの景色は雲海シーズンじゃない今でも最高。
そして下界でお土産を購入。
雲海シーズンにまた来てやるから待ってろよ。
そこからは謎の乗りつぶしを経て、姫路・岡山経由で鳥取方面に向かう。
途中の津山駅で乗り換え時間があり、ちょっと街へ。津山駅、なんか色々ある。
夕食は駅から1kmほどのスーパーで調達。
宿泊は当初鳥取市内予定だったが、その日のうちに米子まで行けることを知り急遽米子に変更。
米子駅に着くと3kmくらい歩いて快活CLUBに向かうも、まさかの満席。仕方なくほかのネカフェ(コミックバスター)にして、カラオケルームに通された。だから寝られず、完徹で翌日を迎えることに。
3日目。
6時間の滞在でコミックバスターを後にし、近くの境線の富士見町駅へ。
ここから境線に乗り、境港。
さすがはゲゲゲの鬼太郎の街。列車も鬼太郎仕様で、車内アナウンスまで鬼太郎とか目玉おやじの声が流れるのが面白かった。
途中の米子空港駅、まじで空港直結ですごい。
そして米子に戻る…ところが寝過ごして一駅だけ折り返してしまった。ここから歩いて米子市街に向かってみる。
米子城跡の丘にも登ってみる。
まあまあの眺め。そして急いで米子駅に戻る。
米子駅からは山陰本線を東に進み、松江を通り過ぎ宍道湖を眺めつつ宍道駅へ。これをもって山陰本線(仙崎支線除く)完乗。
ここからは、本数がとても少ないことで知られる木次線。停車時間長めの出雲横田駅で降りてみる。
良い雰囲気の駅舎と街だった。近くにポプラがあったので、少し買い物。
続いては、行き違いのため停車時間が長い出雲坂根駅で途中下車。スイッチバックの駅。
「延命の水」なるものがあり、せっかくなので飲んでまた。冷たい。
なんか焼き鳥とか、メロンとかも安く売っており、買ってしまった。
ここで、反対側の観光列車・奥出雲おろち号と行き違い。
やっぱオタクが多いな…人のこと言えないけど。
そして備後落合へ到着、島根県内現存鉄道路線全線完乗。ここは木次線と芸備線が接続する、中国山地の真ん中の交通の要所(だったところ)。昔は栄えていたんだろうな、としみじみ。
芸備線で西に向かう。「日本の夏の原風景」みたいなものを眺めつつ進む。
そして広島県の三次へ。
50分の乗り換え時間で観光。駅前はそれほど賑わっておらず、調べたところ「三次町」は川を挟んだ対岸で、こちらの「十日市町」と双子都市の関係だとか。ちょっと歩いて三次町(五日市町)に向かうと、そこは卯建ある商家が並ぶ、城下町っぽさのある街。
続いては福塩線、府中を経由し福山へ。
そして山陽本線に乗り換え、岡山。
駅に近いイオンで夕食を調達すると、宇野線(宇野みなと線)乗りつぶしのために宇野駅へ。
とんぼ返りで茶屋町まで戻り、瀬戸内海線で児島。
ここから2kmくらいいったくらい行った快活CLUBが、本日の宿。
昨日寝ていない分、しっかりと寝る。
次回に続く。