初の南四国と、20日ぶり(?)の帰宅。
前回の続き。16日目(2/14)から18日目(2/16)。
中村から高知に出て、そこから室戸岬を回って徳島に出たあと、和歌山に渡ってそこから鈍行でひたすら埼玉に帰った。
旅程は、
〈2/14〉
中村(土佐くろしお鉄道宿毛線)宿毛(特急南風)高知(徒歩)ひろめ市場(徒歩)高知城(徒歩)はりまや橋(バス)桂浜(バス)はりまや橋
〈2/15〉
高知(土讃線)後免(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線)奈半利(バス)室戸岬(バス)室戸世界ジオパークセンター(バス)甲浦(阿佐海岸鉄道)海部(牟岐線)牟岐(牟岐線)徳島
〈2/16〉
徳島(バス)徳島港(南海フェリー)和歌山港(特急サザン)難波/大阪難波(近鉄難波線・奈良線)鶴橋(近鉄大阪線)名張(近鉄大阪線)伊勢中川(近鉄名古屋線)近鉄名古屋/名古屋(東海道本線)豊橋(東海道本線)浜松(東海道本線)熱海(東海道本線)横浜(東急東横線)渋谷(山手線)池袋(東武東上線)埼玉県の自宅
といった感じだ。
16日目(2/14)。
早朝に中村の宿を出て、発車時間ギリギリだったため中村駅に走って向かう。そして宿毛行きに飛び乗り、土佐くろしお鉄道の西端へ。四国西南レール&バスきっぷでこの区間は乗り降り自由なエリアのため、乗りつぶしするのに追加料金がかからず良かった。
駅前のコンビニでカロリーを計算しつつ()朝食を購入。そして特急南風に乗って高知に向かう。途中の中村で、早朝乗りつぶしをしていない合宿の本隊が合流してきた。
一回宿に寄って大きい荷物を置き、そこから西側の高知城方面に向かって歩く。途中のひろめ市場でうとんとかつおの巻き寿司を堪能。
これで580円だから良心的。
さらに歩いて高知城へ。
現存天守、美しい。天守の上からの景色は、松山ほどではないにしろ結構良かった。なんか結構な時間滞在してしまったようだ。
下りると、はりまや橋方面に向かって東に歩いて戻る。日本三大がっかりに数えられるはりまや橋だが、予想の上を行かれた。いやだってさ、こんなちゃっちい(我ながら酷い言い様)赤い橋があんな有名だとは思わないじゃん?
そこからバスに乗り、桂浜に向かう。
たしかに綺麗な砂浜だった。まあ靴の中に砂がめっちゃ入ってきたけど。あと、綺麗な砂浜のくせに遊泳禁止なの、夏は残念だな。
そして龍馬、決まってるねぇ。
近くに坂本龍馬記念館があったので、700円という安くない入館料を払って入館。夕方で閉館間際になったためあまりじっくりと見られなかったのが、少し残念。そして館内の写真を全然撮ってなかった。展望スポットからの海岸と夕日の眺めは、まあまあ良かったけど。あと、外に龍馬と握手できるスペースがあった。
そしてバスで市の中心に戻り、宿へ。夕食は須崎(高知市じゃないんだよな)名物の鍋焼きラーメン。たしか5人でシェア。普通に美味しかった。
その後、近くのスーパーへ。翌日の昼食が確保しづらいと聞いていたためパンを買うとともに、なぜかたこ焼きも買い、そして高知土産(?)のミレービスケットもコーンポタージュ味だかを調達。
宿ではいつもの合宿同じくカードゲームなどをして、就寝。
17日目(2/15)。
宿でパンとゆで卵(とスープ)の軽い朝食をとって、高知駅へ。
四国西南レール&バスきっぷは高知駅までだったため、ここからは新しい切符「徳島・室戸・高知きっぷ」を使う。後免駅で乗り換え、土佐くろしお鉄道のごめん・なはり線を東に向かい、奈半利駅へ。
そこからバスに揺られ、室戸岬へ。なんか人がいた。
そして室戸岬、ひたすら岩。ジオいな。
ちょっと山を登って、四国八十八箇所霊場の一つ・最御崎寺にも行ってみる。結構傾斜ある道だった。
あと、八十八箇所巡りしてそうな格好の人もいた気がする。
そこから少し下りると、室戸岬灯台。こんなところに恋人の聖地が。
海の眺めは結構良かった、曇りだったのが残念だったけど。
バス停に降り、東側(甲浦・徳島方面)に向かうバスに乗り込み、室戸世界ジオパークセンターで下車。どうやら廃校となった校舎を流用したっぽい。中の展示は無料だったが、室戸周辺の地形・海底地形の説明等は自分の興味に合致して非常に面白かった。
あと、「ジオソフト」という塩味の真っ黒なソフトクリームを購入。「塩けんぴ」も買った。
それから近くを散策してみる。海に近い地区ということで、やはり津波が意識されていたようだ。
そしてサークルの人間の一部と合流し、バスに乗って甲浦に向かう。
車内が彩られた阿佐海岸鉄道で高知県を抜け徳島県に入る。
海部で牟岐線に乗り換え、徳島方面に進む。
途中の牟岐にて下車。
駅近くも散策してみたが、どうやら野口雨情と関わりのある街らしい。
そして1946年南海地震の津波最高潮位を示す石碑を見つけ、読んでいたところ、地元の方に声をかけられた。どうやら私のことをこの周辺の出身だと思っているらしく、この時の南海地震の悲惨さや、この先に大津波が起きた時に海部はやばいだの牟岐は山の上に行かねばならないだの徳島はまあ大丈夫だのと話してくれた。面白かった。地元の人と話す機会って、実はあんまないからな。
そして徳島駅へ。これをもって、13日(15日目)から四国を一周したことになった。夕方から夜にかけての徳島市街を歩いたが、川沿いの夜の景色はなかなか。
そして東大生らしく(?)「ラーメン東大」へ。生卵が特徴的な徳島ラーメンを食した。
うまい。
その後、1人で夜の徳島をさらに歩きに。翌日の朝食を調達したのち、駅北側の徳島城跡・城山に行ってみた。
一応登ってみたが、木に阻まれて景色はあまり綺麗に見えない……。
そして降りてみると、そこには機関車やら徳島鉄道年表やらが。
そして宿に戻り、ゲームなどをして寝る。
18日目(2/16)。
早朝に宿を出て徳島駅に行き、そこからバスに乗って徳島港へ。
徳島港からは、和歌山までの南海フェリーに加えて和歌山港から難波までの乗車券もついた「好きっぷ」2,000円で移動する。
久々のフェリーで、「フェリーってこんなに設備充実してたっけ」と感じた記憶がある。あと、結構萌えキャラ押してるのな。
和歌山港駅から難波まで、南海特急サザン(追加料金不要)で移動。
そして難波(大阪難波)からは近鉄で東に向かう。近鉄、大阪難波から近鉄名古屋までが長いため学割が使えて良い。
名古屋からはひたすら東海道本線で帰る。名古屋で遅めの昼食(おにぎり)を購入するも足りず、室戸で買った芋けんぴも間食として消費。
そして家に帰る。
1/28から2/16までの20日間というのは、これまで家を空けた時間で最長だった。免許合宿中では人権宿に13日間も滞在できて複数の祭りも見られ、山形から中村の限界みの深い大移動を経験し、香川以外未踏だった四国を楽しみ、久々のフェリーにも乗った。なかなか楽しい20日間だった。
そして次回は、同じく春休みの北海道旅行。