どこかの元T大生の思考

不定期です。旅行と考えることが好きな元T大生が、たまーに駄文を公開します。旅の記録を語る[旅]、何かに対する見解や主張をぶつける[論]、自分の生き方について思いを巡らせる[憂]、趣味などについて書き散らす[雑]の4つのカテゴリーで。

[憂2]夏休み、何をすればいいの?

決して休まない夏休みが今、始まる。

 

 

ついに8月に入り、いよいよ夏休み感が増してきた。

さて、私は夏休みの間に何をすればいいのか。とりあえず列挙してみよう。

資格試験の勉強、委員会の業務、サークルの合宿と業務、ひとり旅に友人との旅、ボランティア活動、後期課程に向けた勉強、今更ながら数Ⅲの勉強、若干の進路対策、人と話す、それらのための金稼ぎ、そしてこのブログの執筆。可能なら、家のデッキの修復。そして社会適合のためにも、ある程度映画とかドラマとか見ておきたい。

…多い。1ヶ月前に「あれ?夏休みやること少ない?」とかほざいていたのが嘘のようだ。

 

一個ずつ見ていく。

まずは「資格試験の勉強」。とはいっても司法試験予備試験公認会計士試験ではない。9/8にファイナンシャル・プランナー試験3級、夏休み明けの10/13に総合旅行業務取扱管理者試験を受験することになってしまった、それだけである。前者は親に「楽らしいから取れ」と言われて、後者は自身の関心を生かせる資格だと思って受験するのである。長期休暇は、このように大学の授業と関係ない内容を少し勉強するのに最適だ。

次に「委員会の業務」。言わずもがな。これをちゃんとやらないと人権を失うのでしっかりと力を入れていきたい()。

続いて「サークルの合宿と業務」。所属団体の多い私、今回の夏休みは参加する合宿を極力減らしたが、それでも11日間、10万円ほどは合宿に取られることになった。あと、役職持ちなのでそのタスクが存在する。というか私が自ら自身のタスクを増やしに行った説がある。

「ひとり旅に友人との旅」。もはや私のアイデンティティである。当然のごとく出費を強いられ、また長時間関東を離れて仕事がしづらい状況になる。今年の夏は(日帰り除き)13日潰れる予定だ。

「ボランティア活動」。最近突然「社会貢献活動でもしてみたいな、てか今しかできないから 」など思い、夏休みは少しくらいボランティア活動をしたい欲が高まっている。あと東北のスタディツアーに申し込んだので、通ったら行くことになる。

「後期課程に向けた勉強」。ある程度後期課程の候補が絞れてきたので、そのための勉強である。「つまみ食い」の前期課程を抜けただけのこのままの知識量では後期課程でやってけないだろ、という焦りがあるのである。図書館で本を借りて読み漁りたい。

「数Ⅲの勉強」。私は「数学ができない文系」と括られるのが嫌なので、時間のあるこの機会に高校の数Ⅲでも学んでおくかと感じた。10月には数検準一級も控える。

「若干の進路対策」。漠然としているが、要は卒業後の進路として有力なとある省庁関連のイベントに行くということである。先日説明会に行ったし、1dayインターンも非常に興味がある。早いうちに動いた方がいいのでは、と考えて今年からわずかだが行動するのである。

「人と話す」。今年はこれを重視していきたい。私は夜のテンションで人とたわいもない議論を交わしたり人生相談をしたりするのが好きで、そういう話をしたい人を積極的に誘って行こうかなーと思ったところである。あと、単に長らく会えてなくてふと会いたくなった人もいる。旅の途中で地方にいる友達も訪ねにいく。こういうのも青春じゃん。

そして「それらのための金稼ぎ」。以上をこなすと、とんでもない額の出費が強いられる。しかしながら、私は金欠のために自身の行動を縛られたくない。だから「支出を減らす」というよりかは「収入を増やす」方向に動くのである。結果、夏休みで空いている日はことごとく炎天下でチャリを乗り回して配達で稼ぐ、という非常に大変な計画ができてしまった。ちなみに私が従来のバイトを辞めて配達だけに特化したのは、完全に柔軟なスケジュールが組めて自由度が上がるからであり、夏休みの活動可能性を広めることに貢献している(バイトのために帰る、などといったことがない)。

加えて「ブログの執筆」。毎日書くと言ってしまった以上、書くしかない。私はこういう形式にこだわる面倒な人間だ。

おまけ、「家のデッキの修復」。家のダイニングの外にある木製デッキが老朽化が激しく、私に修復が任された。だが報酬がゼロに近いし正直やる気はない。それに時間ないし。

あとは「社会適合」。芸能にとてつもなく疎い私、そろそろ芸能とかに触れておいた方がいい気がしてきた。逆張りからの若干の脱出。映画とかは普通に興味あるのもあるし。あと夏アニメも見ておきたい、「社会適合」ではないかもしれんが。

 

…果たしてこれらを全てこなすことはできるのだろうか。私はできると信じたい、というか若干の無理をしつつもこなしたい。

ここで登場してくるのが「マルチタスク」である。家でパソコンで作業する時、いつも画面を二分割して左でアニメを流しながら右で作業しているくらいの変態である。それに例えば、私は「現世から逃れる」旅などできるはずがない。旅に出ながらも資格の勉強をし、本を読み、委員会の業務をこなし、動画を見、ブログを執筆するのである。そう友人に言うと「え、旅行中くらいはそういうのから逃れたいじゃーん笑」などと言われるものだ。たしかにそれはごもっともだが、夏休みに多くのことをこなすにはそんくらいしなければならない。別に後悔はしていない。いい景色を見ながら勉強、これもいいじゃないか。

 

しかしマルチタスクにも限界がある。上記のことなら制約があるとはいえ他のことをやりながらでも可能だが、例えば「サークルの合宿」と「ボランティア活動」は同じ日程では両立し得ない。「金稼ぎ」もしかり。あと、マルチタスクはかえって効率を悪くしうる。

ここで登場しかけたのが「サークルって邪魔?」という考えである。たしかに合宿は楽しいから行くのであるが、合宿に行かなければ5日間のボランティア活動とか地域インターンにも行けたし、お金もそれほど必要でなかった。それにサークルの役職の仕事は、望まぬ自身のタスクを増やすのみ。所属団体の多さを売りにしていた(?)私だが、2年目の夏にして「所属団体は自身を縛るもの、必ずしも100%良いとは限らない」という考えを抱き始めた。それは夏休みが終わってからも同じで、だから私は申し訳ないことに1つのサークルで次期の役職を拒否したのである。これは後々「サークルとの関わり方」的な文章で触れると思うが、うまい付き合いが必要なんだろうなと感じた。

サークルにほぼ属さず、旅行や留学などで夏を楽しんでいる人も周りには見当たる。来年の夏くらい、私も所属団体に縛られない休暇を過ごしてみたいものだ。それは次の春休みでも同じだが。今年の夏はそれが無理だった。

 

ところで、なぜ私はこんなに夏休みに多くのことをやることを期待しているのだろうか。それはおそらく「2ヶ月間という長い期間を無駄にしたくない」という心理があるからだ。周りでは司法試験予備試験公認会計士などよっぽど難しい資格試験の勉強をする人もいるし、部活に夏を捧げる人もいるし、1ヶ月程度の留学に出る人もいる。その人たちに比べると、自分のやることがちっぽけで情けなく思えてしまうのである。それをカバーするために、私は「種類」で勝負しようと考えたのである。…自分でも何言ってるかよくわからなくなってきたけど、要は彼らとは別の観点で夏を有意義にしたいってこと。

…ここで思い出すのが、先週書いた「中途半端」である。私は多くのことに手を出した結果として中途半端にだけはなりたくない。しかしマルチタスク大好き人間なので、完全なメリハリをつけることはない。まだ夏休みは始まったばかりなのでなんともいえないが、多くのことをしつつ「中途半端」でない夏休みを実現させたいものである。

ただ、そのためにはやはり「選択と集中」が必要だ。「切り捨てる」までとは行かずとも、優先順位くらいはつけねばならないものだ。上述したことも、1つくらいは休み中に実行せず終わるかもしれない。

あとは無理しがちな自分に言ってやろう、無理は禁物だ。たまには逃げることも大事。「辞める」「逃げる」という選択肢に慣れねばならない。これは自身の心身の健康のためにも、ずっと忘れずに過ごしていきたい。

 

…ふと立ち止まってみよう。夏休み、みんながみんなそんなアクティブな活動をするだろうか。…いや、「休み」って書いてあるくらいだし本当に休んでばかりの人もいるはずだ。

私は自分の夏休みの予定を見ていると、「夏休みに部活も仕事(委員会の業務でもバイトでも)も旅行もしない人って何してるんだ???つまらなくないのか???」って思ってしまうことがある。でも、実際「夏の予定ほぼない」という人もいるのである。というかそっちの方が自由なのである。夏休みに何か進捗を産むべきという自身に潜在的に備わった考え自体、「周りにそういう人が多いから」という理由で形成された単なる思い込みなのかもしれない。だって「休み」じゃんね。そもそも「有意義」にしようと思わなくたっていいじゃない。

「夏休み」に対する自身の考え方の偏りに気づいた気がする。別に無理して何かやろうとしなくてもいいんだ。そういう人を見下すなんてもってのほかだ。…まあ、それでも自分は「休み」の間にあらゆる進捗を産もうとするけど。

 

今年も全然「休み」にはならない。でもそれでいいじゃないか。時間があるんだから、色々やってみようとしていいじゃないか。

「休み」という名の有意義な生産的活動を、私は今年も追求していく。