どこかの元T大生の思考

不定期です。旅行と考えることが好きな元T大生が、たまーに駄文を公開します。旅の記録を語る[旅]、何かに対する見解や主張をぶつける[論]、自分の生き方について思いを巡らせる[憂]、趣味などについて書き散らす[雑]の4つのカテゴリーで。

[旅51]最長の旅:47日目〜48日目(2022/3/9〜2022/3/10)

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最長の旅の記録について

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47日目(3/9)

 

サークル卒業旅行3日目

1日分の遂行旅程概要:サンエー前(バス)石垣港(高速船)西表大原港/仲間川マングローブクルーズ(レンタカー)浦内川観光(同)白浜港(連絡船)船浮港(同)白浜港(レンタカー)星砂の浜(同)ラ・ティーダ西表リゾート〔ラ・ティーダ西表リゾート〕

 

軽く朝食を食べ、宿目の前のバス停へ。

 

○07:55サンエー前→08:07バスターミナル

東運輸系統①川原線バスターミナル行き

バスで石垣市の中心部へ。

 

終点のバスターミナルにて下車。安永観光の割引チケットをもらい、近くの離島ターミナルに歩く。

 

○08:30石垣港→09:20西表大原港

安永観光あんえい号西表大原港行き・うみかじ2

乗船。競合する八重山観光の船に途中で追い抜かれる。

 

西表島に到着次第、9:30開始の仲間川マングローブクルーズの受付へ。

 

○09:30西表大原港→10:38西表大原港

東部交通仲間川マングローブクルーズ(マングローブコース)・すおう6号

船に乗って仲間川を少し遡り、マングローブを見る。かなり丁寧な解説があり、思わずメモ。 

マングローブの定義……潮間帯に生える

 

ヤエヤマヒル

ヒルギ……沖縄の方言で「マングローブ」 語義は「漂う木」

 

ヒル

真っ直ぐに伸びた非常に硬くて重い幹 倒れたらそのまま埋もれる かつては建材として用いられた

このオヒルギを使って造られた民家が今もなおあり、現在もただの民家として使われている

 

ライサギ

純白

 

マングローブは防風林

台風が来たらマングローブ林の中に船を隠す

 

ヒルギの根っこ

一旦地上に出てから地中に埋もれる

膝根(しっこん)という名前がついている

呼吸をするため→「呼吸根」とも言われる

 

サキシマスオウ

まな板など日用品に使われてきた

多くが伐採されたので目立つところに残っているのは珍しい

 

ヒルギの別名「アカバヒルギ」

赤い部分は花弁ではなくがくの部分

タコさんウィンナーみたいな形、水面に漂っていることもある

島唐辛子あるいはオクラのようなものがあったらそれが種 地面に落ちたらそのまま発芽する

 

アダン

見た目がパイナップルによく似た実をつける

人間からしたらタワシを食べているような感覚らしい

人間は古くから葉っぱを使ってきた 「アダン織り」

新芽の部分を食材として食べることがある(天ぷら) ガイドブックには「筍に似た食感」とあるがとろみがあるから長芋に近い?

 

ウミガメ、夏季オリンピックの年だけ来るらしい

 

ヒルギは古くなった葉っぱに塩をためて枯らしている

 

ミーバイ岩

由来はよく分からないらしい

 

カイツムリが2羽いる

 

西表島沖縄県内でも有数の米どころらしい

由布島のあたりは田んぼだらけ

でも酒蔵は存在しない 「西表酒造」という企業はあるらしいが

 

ウミガメ研究所

 

仲間川は河口から遡ってしばらく海抜0m

 

マングローブの植物は成長スピードが非常に遅いので、陸の植物に追われて海の方に出てきて進化

土砂がたまって潮間帯でなくなると、アダンなどにより置き換えられる

 

イリオモテヤマネコ西表島全体で90頭程度しかいない

夜行性だしほぼ見ることはない

 

赤いペットボトル ノコギリガサミを捕まえるための罠の目印

仲間川で合法的にカニ漁できるのは2人、その中でアクティブなのは1人だけ

 

ムラサキサギもいる

ライサギは鳴き声が残念らしい

カンムリワシが100羽程度西表島にいる

 

ヤエヤマヒルギの根っこは小魚の隠れ家になる

テッポウウオが生息している

 

1時間ほどで出発したところに戻り、終了。

近くのレンタカー屋に歩き、レンタカーを確保。サークル同期は10人ほどいるので、3台くらいに分かれて乗車。

 

オリックスレンタカー西表島大原店→浦内川下流船着場(駐車場)

レンタカー(オリックスレンタカー

西表島の東岸を進む。途中「西表野生生物保護センター」に寄ることも考えていたが、休館中なのでカット。

この区間で自分は運転していなかったので、昼食として車内にて朝食の余りを食べる。

 

駐車場に到着したら少し歩いて、浦内川ジャングルクルーズへ。

 

○12:30浦内川下流船着場→12:53浦内川上流船着場

浦内川観光浦内川遊覧船

上流でトレッキングをすべく、遊覧船で上流に向かう。我々のほか、修学旅行生が乗船していた。マングローブについて、仲間川で聞いたのと同じような解説を聞く。

 

船着場で船を降りると、マリユドゥの滝・カンビレーの滝を見るコースでトレッキング。所要時間目安が2時間程度の中、サークル同期は歩き慣れている人が多かったこともあり、14:30に帰りの遊覧船が出るまでの1時間半余りで歩くことに。

雨の後で地面がぬかるんでいるところも多く、散策にはそれなりに体力を使ったが、美しい景色が見られた。

 

○14:30浦内川上流船着場→14:53浦内川下流船着場

浦内川観光浦内川遊覧船

帰還。

 

□浦内川下流船着場(駐車場)→星砂の浜付近→白浜港

レンタカー(オリックスレンタカー

自分が運転。別行動をしていた他のサークル同期1人を星砂の浜付近で回収してから、さらに南西へと車を走らせる。

 

白浜港到着。「東経123度45分6.789秒の子午線」が通っている場所のモニュメントを見てから、船の出るターミナルへ。

 

○15:50白浜港→16:00船浮港

船浮海運ふなうきまる船浮港行き

かなりの速度で船浮港に向かう。

 

船浮港到着後に散策するのが、船浮集落。ここは西表島にありながら、島内の他の地域から陸路でアクセスできない「陸の孤島」で、アクセス手段は船に限られる。

「船浮小中学校」を見つけたので調べてみると、2021年度の全校児童生徒は3名で、うち1名がこのたび中学校を卒業したとのこと。卒業式は何年ぶりかとのこと。リアルのんのんびより……。

集落を抜けると「イダの浜」があった。とてつもなく綺麗な砂浜だった。いろいろなサンゴの死骸を見つけた。

 

○17:10船浮港→17:20白浜港

船浮海運ふなうきまる白浜港行き

最終の船で戻る。

 

白浜港にて日本最西端の有料バス停(バス停というだけだと最西端は与那国島になる)を視認してから、車に乗り込む。

 

□白浜港→星砂の浜

レンタカー(オリックスレンタカー

元来た道を戻って、今度は星砂の浜へ。

 

星砂の浜到着。星砂、めちゃくちゃ大量に落ちてた。適当に砂を掬えば、基本的に星砂が複数個入ってる。こんなすぐに見つかるものなのかい。

相変わらず美しい砂浜だった。

 

□星砂の浜→玉盛スーパー→大富共同売店→ラ・ティーダ西表リゾート

レンタカー(オリックスレンタカー

宿は大原港の方にあるので、昼来た道をまた戻っていく。移動中に18:30を過ぎたが、まだ空は明るかった。さすが西の方は日没が遅くて面白い。

夕食と翌日の昼食と翌々日の朝食と翌々日の昼食を確保すべく、大原港周辺の店に寄る。まず寄った「玉盛スーパー」には惣菜がほとんど無く、パンと沖縄そばカップ麺と「明治メイグルト」を購入して、惣菜があるかもしれない!という希望と共に「大富共同売店」へ。しかしそこにも惣菜は無く、パンとカール(西日本限定販売なので関東民にとってはレアな存在)を買うのみ。夕食になりそうなものは売っていないようなので、宿近くの居酒屋で夕食を食べることとした。

 

まず宿に行き(同じレンタカーに乗車した人々と同じ部屋)、荷物を下ろす。そこから近くの居酒屋「字南風見」に行って入れるか聞いてみるも、どうやら満席でしばらく待たねばならない模様。近くにあるはずの他の店は休業中だったので、待ってこの店に入ることにした。

時間があったので宿に戻り、温泉に入る。ここ「カンパネルラの湯」は日本最南端かつ最西端の温泉で、温泉むすめもいた。

素晴らしい温泉をしばらく楽しんでから、店から「空いた」という連絡が来たので店へ。店ではタコライスを食べる。私の嫌いなアボカドが乗っていたのが想定外だったが、タコライスは美味しかった。

 

宿の部屋に戻ると、沖縄限定販売の「明治メイグルト」を飲む。昨日の「ゲンキクール」より酸味控えめ・優しめの味で、ヤクルトに近い。

宿には洗濯機と乾燥機があったので、洗濯・乾燥を済ませる。

洗濯・乾燥をしたりブログ記事執筆をしたりしていたら、日を跨いでいた。

 

 

48日目(3/10)

 

サークル卒業旅行4日目

1日分の遂行旅程概要:ラ・ティーダ西表リゾート(レンタカー)由布島(同)西表大原港(高速船)波照間港(送迎車)ハウス美波(レンタサイクル)日本最南端の碑(同)ハウス美波〔ハウス美波〕

 

□ラ・ティーダ西表リゾート→南風見田キャンプ場

レンタカー(オリックスレンタカー

まだ起きていた友人1人と共に、暗闇の中車を走らせる。日本最南端のバス停である豊原バス停を視認しつつ、日本最南端のキャンプ場である南風見田キャンプ場へ。

 

南風見田キャンプ場の入口から少し奥に行くと、車両行き止まりとなっていた。その付近には「1965ヤマネコ発見の地」の碑があった。やっぱり、イリオモテヤマネコに出会うのはなかなかレアなんだろうな。

わざわざ真夜中(1:00くらい)にこの地に来た目的が、南十字星を見るというもの。真っ暗な中で見る星空は、あまりにも綺麗だった。しかし南十字星っぽいものは見えず、ただ若干崩れた十字っぽいものは見えた(後でこれが「からす座」であることを知る)。

 

□南風見田キャンプ場→ラ・ティーダ西表リゾート

レンタカー(オリックスレンタカー

しばらく星空を眺めてから、宿に戻る。

 

部屋に戻って就寝。

 

起床。朝食付きの宿泊プランであり、朝食のバイキングに向かう。家族旅行(41日目〜44日目)のバイキング同じく、かなり色々と食べてしまった。

荷物をまとめて、皆で出発。

 

□ラ・ティーダ西表リゾート→やまねこパーク→古見サキシマスオウノキ群落→由布島行き水牛車乗り場

レンタカー(オリックスレンタカー

由布島に行くことが本日午前中の最大の目的であり、その道中で「やまねこパーク」と「古見サキシマスオウノキ群落」に寄る。前者は巨大なヤマネコの滑り台があり、後者は昨日散々解説を聞いたオヒルギなどを視認。

 

由布島は本土から交通手段を3回(本土→石垣島西表島由布島)乗り継がねば到達できない三次離島であり、西表島から由布島までは浅瀬なので水牛車で渡る。由布島行き水牛車乗り場にて、水牛車の準備を待つ。

 

○09:30由布島行き水牛車乗り場→09:38由布島

由布島水牛車由布島行き・19号

始発の水牛車。人生初の水牛車。楽しい。

 

由布島に到着。ここは島全体が植物園になっており、水牛車下車後すぐに入園料を払う。近くには水牛車用の水牛が大量にいた。もはや車両基地

植物園へ。まず「ちょう園」があり、いろいろな蝶を見る。アサギマダラとリュウキュウアサギマダラの違いがいまいちよく分からず、調べるなどした。

ちょう園を出て、島内を散策する。さまざまな植物。「カニステル」というそのまんまのネーミングの植物。由布島はかつて住民がおり、小中学校の跡地なども確認できた。

由布島の入口付近の施設(売店)には、住民の消えていった由布島に「南国の楽園」を夢見たおじいの話や、「由布島水牛家系図」があった。水牛の家系図、謎。

 

○11:30由布島→11:41由布島行き水牛車乗り場

由布島水牛車由布島行き水牛車乗り場行き・8号

西表島に戻る。

 

由布島行き水牛車乗り場→ENEOS南風見SS→オリックスレンタカー西表島大原店

レンタカー(オリックスレンタカー

途中で給油しつつ、レンタカーを借りた店に返しに行く。

 

近くの西表大原郵便局でATMを使ってから、歩いて港に向かう。

港では安永観光の「御船印」と謎のまんじゅうを買い(食べ)、他のサークル同期と合流して、波照間島へと向かう。

 

○12:30西表大原港→13:05波照間港

安永観光あんえい号波照間港行き・ぱいじま

高速船。かなり揺れる。

 

波照間島に到着。ここから宿まで送迎車で向かうのだが、人数が多いので先発・後発に分かれることとなり、私は後発で向かうことに。旅客ターミナルには「めっしー」なる八重山そばの簡単な店があり、昼食の場所としてこの店の存在を皆に知らせる。

 

□波照間港フェリーターミナル→ハウス美波

自家用車(送迎)

坂を上がって、宿へと向かう。

 

宿で荷物を置き、自転車を借りる。部屋は昨日の西表島と同じメンバー。昼食として昨日買ったパンと、一昨日買って余っていたサーターアンダギーを食べ始める。

 

□ハウス美波→日本最南端の公衆トイレ→日本最南端の碑

レンタサイクル(ハウス美波)

まだ食べ終わっていないパンを自転車のカゴに突っ込みながら、自由に到達可能な日本最南端(真の日本最南端は波照間島でなく沖ノ鳥島)の象徴へと向かう。電動アシストなのが非常にありがたい。

15:00付近に日本最南端平和の碑(最南端の碑の近く)で集合写真を撮るとのことで、若干余った時間で日本最南端の公衆トイレに寄ってから、日本最南端の碑の方に向かう。

 

自転車を停め、日本最南端平和の碑と日本最南端の碑にて、集合写真と自分の写真を撮影。そこから海岸寄りの岩場へと進み、しばらく海岸の様子を楽しむ。見渡す限りの海。

自転車を停めたところに戻る……あれ、カゴに入れてたはずのパンがないぞ。……おっと、地面に落ちてた。てか袋だけじゃねえか。これはカラスに食べられたな。カゴに入れたままにすべきじゃなかった。

 

□日本最南端の碑→波照間空港→名石部落共同売店→ハウス美波

レンタサイクル(ハウス美波)

日本最南端の碑を出て、波照間島の東側を北に進み、定期便が就航していない波照間空港へ。当然ながら、中に入ることはできず。

島の中央の方に向かい、「名石部落共同売店」で夕食を調達する。1人1合分の米を宿でもらえるとのことで、惣菜のみを購入することに。沖縄限定のパッケージだというボンカレーのほか、謎に安く売られていたまぐろの刺身を購入して、宿に戻る。

 

宿では購入して夕食を置き、続いてまた自転車で島内の周遊に出る。

 

□ハウス美波→竹富町波照間出張所→ニシ浜

レンタサイクル(ハウス美波)

島の中央部で「アカハチ誕生の地」や波照間診療所や竹富町波照間出張所を見てから、島の北側の「ニシ浜」へと向かう。

 

「ニシ」は琉球語では「北」の意味。そこには相変わらず美しい砂浜が広がっていた。面白い形のサンゴの死骸を発見。

島の人がいて、話をした。どうやら今夜はかなり南十字星が期待できそうとのこと。

 

□ニシ浜→ハウス美波→ぺムチ浜

レンタサイクル(ハウス美波)

一旦宿に戻って米を仕掛けてから、今度は島の南側の「ぺムチ浜」へ。

 

ぺムチ浜は、自転車を停められる場所からそれなりに歩いた先にあった。ギリギリ日没に間に合ったので、浜で日没を眺める。とてつもなく「サンゴっぽい」サンゴの死骸を発見。めちゃくちゃ美しかった。

 

□ぺムチ浜→ハウス美波

レンタサイクル(ハウス美波)

宿に戻る。

 

レトルトのボンカレーを温め、炊けた米を取り、夕食を食べる。食器も炊飯器もあって米の支給もあって、おかずさえ調達できればこうやって食卓を囲めるのは良い。

シャワーを浴び、南十字星を見るべく夜中に起きることを決意しながら、就寝。

 

 

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