どこかの元T大生の思考

不定期です。旅行と考えることが好きな元T大生が、たまーに駄文を公開します。旅の記録を語る[旅]、何かに対する見解や主張をぶつける[論]、自分の生き方について思いを巡らせる[憂]、趣味などについて書き散らす[雑]の4つのカテゴリーで。

[憂22]「学生の間にしかできないこと」という桎梏

「ダラダラすること」も学生の特権なのにね。

 

 

「学生のうちにしかできないこと」を詰め込んで

 

現在私がやっている最長片道切符の旅、これは56日という意外と長くない有効期間の中、長大な区間を乗り通さねばならない旅である。

すなわちこの旅の実行には、まとまった休暇が必要である。

期間の定めのない雇用をされる予定の人間にとって、学生の間か退職後しか、実行が現実的でない旅である。

だからこそ私は、学生の間にと思って、最長片道切符の旅を始めた。

 

友人と会う機会、旅行する機会。時間の融通がきく学生の間にしかできないこと。

家族旅行に行く機会。自分と弟が社会人になる前の学生の間にしかできないこと。

 

そういうことに支配された、私の春休み。

 

 

それに縛られるのがきつい

 

「学生の間にしかできないこと」をやらねばと思ってしまうから、行動に制約が生じる。

これによって、真にやりたいことが「まあ社会人になってもできるだろう」という感じで追いやられる。

社会人になっても、それをやる体力があるか分からないのに。

正直、つらい。

 

 

学生という身分も残りわずか

 

そろそろ私は「学生」でなくなる。

私の生活は「学生の間にしかできないこと」を「やらなければ」という謎の縛りを解かれ、自由度を増していくのだろうか。