どこかの元T大生の思考

不定期です。旅行と考えることが好きな元T大生が、たまーに駄文を公開します。旅の記録を語る[旅]、何かに対する見解や主張をぶつける[論]、自分の生き方について思いを巡らせる[憂]、趣味などについて書き散らす[雑]の4つのカテゴリーで。

[雑38]観たものをひたすら述べていく⑤

この記事の意味については、これまでの記事を参照されたい。

utok-travelandthinking.hatenablog.com

utok-travelandthinking.hatenablog.com

utok-travelandthinking.hatenablog.com

utok-travelandthinking.hatenablog.com

 

オタクと言い切れない人間がとりあえず語る「観たものをひたすら述べる」シリーズだが、[雑36]執筆以降1年半更新しなかった結果、かなりストックが溜まってしまった。

そこで、新規に50タイトルを視聴した今、前回更新以降2023年9月までに視聴した作品について語ろう。

 

※以下の内容は、完全に個人の主観によるものであり、特定の作品について批判することを目的とするものではない。また私はとてつもなく雑な人間なので、「やる気のある時に書いた感想」「やる気のない時に書いた感想」でとてつもなくばらつきがある。物によっては「感想」と呼ぶにも恥ずかしいレベルのものもあるが、ご容赦いただきたい。気になったら自分の眼で確かめるのが一番。

 

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……と行きたいところだが、今回はまず、私のイチオシのマンガを一作紹介したい。

 

00. パステル家族(連載2013〜2023)

頭空っぽにして読める度…☆☆☆☆

心えぐり度…☆☆☆☆(話による)

女子高生3人及びその家族等の日常を描いた群像劇。

WEBタテ読みマンガを世に知らしめたマンガアプリ「comico」にてサービス開始当初から更新されている長寿作品。さらに作者の体力が半端なく、毎週連載でこれまで一回も休載が無い上に、そもそも当初は週2連載をしていたし、さらに単行本化にあたっての加筆修正の量がエグく、comico発の作品では圧倒的な話数を誇る。サービス変更を経てオリジナル作品が減りBL堕ちして読者も著しく減ったcomicoにおいて、『ミイラの飼い方』とともに黎明期の色を残す数少ない作品である。

ReLIFE』『ネト充のススメ』『ナンバカ』『ピアシェ』などcomico発人気作品がアニメ化されていくのとは対照的に、一定の人気がありながら最後までアニメ化されなかった作品。しかしながらその内容は、確かにインパクトには欠けるかもしれないが、「悪人のいない世界」における日常生活の描写を通して我々に大切なことを気づかせてくれる唯一無二のもの。私個人もマヨの「働いている人はみんなカッコいいんだよ!」という言葉に支えられている。基本的には日常系コメディ(ケイちゃん登場回、タクオが家で一人の時に発狂している回はじめ)でとても気楽に読めるが、その世界観の上で内容の濃い長編が盛り込まれており、この長編が心に響くものを持っているのである。長寿作品ゆえに、伏線の回収もすごい。

無料公開だと「福引の回」「遊園地の回」が、レンタルだと「夏の思い出の回」「警察官の回」「かおりの企みの回〜恋人の回(タクオ恋愛編)」「転校生の回」「明河原家の回」「里を出る回」「ほのめと京子の回」「教師の回」「パパの仕事の回」が、単行本限定だと「神社の回」「引っ越しの回」が特に神回。あと「海水浴の回」の最後は個人的にとても好きだし、恋愛要素アリの「マヨの両親の出会いの回」「夏のこもれびの回」は推し長編だし、「迷子の回」「しおりとお出かけの回」等「開眼したしおり」が活躍する回はとてつもなく良いし、その他も神回大量。コメディ方面だと「フリマの回」「テニスの回」「タクオ寿司の回」がイチオシ。というか、あらゆる回が素晴らしい。

作者により年内の連載終了が宣言されている。一気読みして作者を応援するなら今。素晴らしい作品なので安心して見ててね!(「あんしんしてみててね!」ではない。ここではひらがなでなく漢字である。)

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それではアニメ作品の話に戻ろう。

 

19'. 邪神ちゃんドロップキックX(2022夏)

OP…B4+A3’

ED…B24+B3’

次回予告…BGM+シーン重ね映像+コメント+タイトル

頭空っぽにして見られる度…☆☆☆☆

心えぐり度…☆

邪神ちゃんドロップキックの3期。邪神がドロップキックして召喚者を○そうとする、普通に流血シーンのある作品……と書くと残酷そうだが間違ってはいない。しかし実際はエグいほどのギャグ作品(の中に友情のある作品)。作品自体もさることながら公式による違法アップロード対応、クラファン、自治体とのタイアップ、ガッツリ初音ミクコラボなど斬新な取り組みを大量に行った異常アニメ(褒め言葉)。邪神ちゃんの語尾は「ですの」だが「風紀委員ですの!」は別作品ですの。

 

20'. 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転載してしまった…X(2021夏)

OP…B3→A14

ED…B4

次回予告…BGM+シーン重ね映像+コメント+タイトル

頭空っぽにして見られる度…☆☆☆

心えぐり度…☆☆

はめふらの2期。悪役令嬢に転生したが悪役とは思えない振る舞いにより無意識に周囲をたらし込むようになったオタクの話(?)。だいたい平和な転生モノ。OP映像好きな作品の一つ。2期の最後(最終話ではない!)に1期OPが流れるやつね。

 

33. 魔法少女まどか☆マギカ(2011冬)

OP…C4+B2→C1

ED…C4

次回予告…イラスト+コメント+タイトル

頭空っぽにして見られる度…☆

心えぐり度…☆☆☆☆☆(いや、測定不能か?)

まどマギ。その美少女ヒーローアニメっぽいタイトルと裏腹に、あまりにも救いの無い内容。「奇跡も、魔法も、あるんだよ」その代償は果たして。何食ったらこんな物語が思い浮かぶのかと本気で疑問に思える。化物語同様、シャフトのやばさがよく分かる作画。第5話までしか視聴していなかった自分は「予想を遥かに超えて衝撃的な内容だった」とか抜かしていたが、この作品はそんなものではない。カオスとかそういう次元ではない。なお、おとわ○かの最大の被害者こと『コネクト』がOPであることで知られる。私も名曲を純粋な心で聴くことができなくなってしまった。別にテ○ーダの○○○なんてどうでも良い……のになんで頭に浮かんできちゃうんだ!!!!!ちなみにこのすばと同様にOP映像中にタイトルが流れる系作品。

 

50'. 狼と香辛料II(2009夏)

OP…A2

ED…B4

次回予告…タイトルのみ

頭空っぽにして見られる度…☆☆

心えぐり度…☆

中世ヨーロッパ的世界観における、行商人と狼少女のファンタジー作品の2期。2期では一悶着あるが、全くいかがわしい関係にならない、深い信頼で結ばれた2人の関係性が良い。さらに新作アニメが製作されるようです。

 

55. 櫻子さんの足下には死体が埋まっている(2015秋)

OP…A1

ED…C4

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度…☆☆

心えぐり度…☆

櫻子さん。北海道旭川周辺を舞台としたミステリー。タイトルの通り死体が出てくるので、それなりに重い内容。かなり高度な内容で、ながら視聴だと全然理解できないが、ちゃんと観るとかなり面白い。大泉洋(をモデルにしたキャラ)が出てくる。

 

58. ひぐらしのなく頃に(2006春〜夏)/ひぐらしのなく頃に解(2007夏〜秋)/ひぐらしのなく頃に業(2020秋〜2021冬)/ひぐらしのなく頃に卒(2021夏)

OP…B24、B24、A14、A14

ED…D2、B4、B24、B24、B24

次回予告…ED曲+台詞+タイトル+「あなたは信じられますか?」、ネタ+タイトル、タイトルのみ、タイトルのみ

頭空っぽにして見られる度…☆

心えぐり度…☆☆☆☆

雛見沢を舞台とするミステリー。ホラーというよりサスペンス。世界線を理解していない状態だとかなり訳わからないながら視聴することになるが、理解した途端面白くなる。業は途中から別の作品か?って感じになるし、結局沙都子のエゴに見えてしまう。

 

60. 変態王子と笑わない猫。(2013春)

OP…A4+B5→A1

ED…C3’

次回予告…タイトルのみ

頭空っぽにして見られる度…☆☆☆

心えぐり度…☆☆☆

変猫。変態横寺を中心としたファンタジーなラブコメ。筒隠月子だの小豆梓だの謎に韻を踏んだ登場人物の命名。「横寺弟」という存在。私は小豆梓推しです。

 

78'. ヤマノススメ おもいでプレゼント(2017/10)/ヤマノススメNext Summit(2022秋)

OP…A1(NS)

ED…B2(NS)

次回予告…なし(NS)

頭空っぽにして見られる度…☆☆☆☆☆

心えぐり度…☆☆☆

(おもいでプレゼント)ヤマノススメOVA。良い話。ここな報われてほしい。ひなた良いやつ。

(NS)3期で終わりかと思っていたら4期制作が発表されて夢かと思ったやつ。現実の変化に合わせて、富士山へのバスの出発地が新宿駅旧バスターミナルからバスタ新宿に変わっている。毎話違うEDが最高すぎる。話によって作画レベルが異なるが、背景はいずれもハイクオリティ。良い終わり方をしてくれた。

 

112. ぼくたちは勉強ができない(2019春)

OP…A1

ED…B4’→B24

次回予告…シーン重ね映像+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆☆☆

生徒の教育を生徒に任せるとは如何なるものか。小論文は論理的たるべきで、文学的だとむしろ良くない。心理学を学んでも相手の心理は分からない、やるなら社会心理学行動経済学。1週間同じテストやっても点数が上がらない、ここまでできないと普通に学習障害(LD)。設定にはいろいろとツッコミどころのある作品。ただし少年マンガのラブコメとしては個人的にかなり好きな作品。本編映像の途中でEDのイントロが流れ始める系作品。『とある魔術の禁書目録』同様ラッキースケベの時に流れるBGMが愉快な作品。

 

122'. この素晴らしき世界に祝福を!2(2017冬)

OP…B3+A2

ED…B2

次回予告…なし(手紙)、なし(手紙)

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆

このすば2期。カスマさん。クズマさん。カズマが冤罪に問われるなどあるが、やはり異世界転生/転送系の中では圧倒的に視聴にかかるストレスが小さい。

 

124'. 青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない(2023/6)

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆☆

「思春期症候群」の少女たちと梓川咲太を描く『青ブタ』の映画第二弾。私が稚内を訪れた2023/9/13時点で(東京では上映終了ばかりのところ)稚内駅の「日本最北のシネコン」にて上映中だったので、観てみた。「シスター」すなわち咲太の妹である花楓がメインの作品。受験を控えた花楓が外に出て、自分で選択していく作品。なお共通テストでなくセンター試験が登場する。

 

131. 月刊少女野崎くん(2014夏)

OP…A5→B3→A2→B4

ED…C24

次回予告…(次号予告)BGM+ネタ+シーン重ね映像+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆☆

心えぐり度……☆☆

少女漫画家をやっている男子とそのファン(?)の女子のラブコメ。コメディ要素強め。友人に「お前絶対好きそう」と言われた通り、私の大好きなタイプの作品。観てて元気になる。やっぱ御子柴が一番推せる。

 

134. サーバント×サービス(2013夏)

OP…A6

ED…B2

次回予告…なし(サバクイズ)

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆☆

心えぐり度……☆

サバ。わかば区役所。登場人物が全員何かしらヤバい。高津カリノワールド。細かいことは良いからとりあえず観てくれ。

 

139. ひげを剃る。そして女子高生を拾う。(2021春)

OP…A1

ED…B2

次回予告…タイトルのみ

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆☆

ひげひろ。体毛廃止アニメ。社会人独身男性が女子高生を拾っていろいろ(健全)なことをする話。タイトルもこの説明もアレだけど、実際は普通にめっちゃ良い話。次回予告の後に来る一枚絵がはいふりと同じ感じ。OP映像は「シンプルなのに忙しい」。


140. 僕らはみんな河合荘(2014春)

OP…B5→A3→B2

ED…A1+B4’

次回予告…BGM+シーン重ね映像+ネタ

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆

「河合荘」入居者の繰り広げるドタバタコメディ。めちゃくちゃテンポ良い。すべてのキャラがクセ強い。「ひとりだけどぼっちじゃない」……。CV佐藤利奈による邪魔が良い味を出してるラブコメ。かなり好きな作品。スマホでなくガラケー。ちなみに『恋愛ラボ』も描いてる原作者の宮原るりさん、コミックエッセイの作品『小学生日記』がめちゃくちゃ面白いので皆さんぜひ読んでみて。


141. 白い砂のアクアトープ(2021夏〜秋)

OP…A14、A1

ED…B1、B1

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆☆☆

P.A.WORKSのオリジナルアニメ。水族館。舞台はうちなーの南城市(実在)。『花咲くいろは』『SHIROBAKO』『サクラクエスト』に次ぐ(?)、仕事をテーマにしたPA作品。登場人物が高校生であることにこだわらずも、夢を追いかける少女を描く、「青春アニメ」の圧倒的に正しいあり方。しかしまあ、相変わらずPAは水の情景を描くのが上手いですね。水といいEDの雰囲気といい、『凪のあすから』(監督が同じ)を思い出す(テーマやOPは全然違う)。……最終回の20分ごろからのこの感じ大好きだ!!!!!(観て確かめてください)Prime Videoのレビューはかなり散々だったが、『花いろ』の登場人物のクズさと『凪あす』の人間関係のドロドロさに慣れてしまえばこの作品の登場人物なんて大したことない。


142. プラスティック・メモリーズ(2015春)

OP…A2

ED…C4

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆☆☆☆

プラメモ。アンドロイドの「ギフティア」と人間の物語。オリジナルアニメ。まごうことなき泣きアニメ。1話から涙が出てきた。OPとEDが完全に泣かせにきている(OPの最後のアイラの表情毎話違うの良いぞ)。アマプラのレビューにもあったが、1話からある程度結末が分かってしまう作品(この点がKey・麻枝准作品との違い?)で、だからこそ覚悟して視聴できる。ただそれは悪く言えば「驚きがない」「テンポが悪い」ということであり、同年次クールに放送された『Charlotte』の方が勢いはあったと思われる(最も『Charlotte』は最終話に詰め込みすぎなのだが)。


143. きんいろモザイク(2013夏)

OP…A14

ED…B3’

次回予告…BGM+漫画調+やりとり+タイトル表示

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆☆

心えぐり度……☆

きんモザ。きららを代表する作品、日常系を代表する作品。原作完結。視聴する前から「絶対私の好きな作品だわ」って思ってたけど案の定だった。ただまあ、きらら作品の中でも特に刺激に欠ける作品ではある。それが良いのだが。陽綾。


144. 冴えない彼女の育てかた(2015冬)/冴えない彼女の育てかた♭(2017春)/冴えない彼女の育てかた Fine(2019/10)

OP…A1+B34、B24

ED…B4、B2

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆

冴えカノ……って略称だから「さえないかのじょのそだてかた」だと思ってたんだけど、「さえないヒロインのそだてかた」なのかよ。分かりやすいラブコメ。設定は異色かもだけどラブコメとしては王道。いつぞや1話だけ観て「主人公に都合良すぎる」って切ったけど、1期最後まで観たら意外とちゃんとした内容だった。ただし、主人公に都合良すぎるのは事実。加藤恵は優しすぎる。なお私は澤村・スペンサー・英梨々推しです。聖地は和光市


145. 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件(2015秋)

OP…A24

ED…B4

次回予告…BGM+シーン重ね+タイトル表示

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆

庶民サンプル。原作は「拉致られた」なのだが、なんらかへの配慮なのかアニメ版は「ゲッツされた」になってる。内容はタイトルの通り。普通に主人公不憫案件。謎のダンディ坂野リスペクト。『ゆるゆり』はじめ一迅社の実在のマンガやラノベがめちゃくちゃ出てくるし、アッカリーンの扱いが相変わらず。なお私にとっては、アニメ視聴より前にOP曲とED曲を知った(Spotifyで出てきた)作品。そしてOP映像が独特。第5話4:23の効果音が好きなんですが誰か分かる人いますか。


146. 山田くんと7人の魔女(2015春)

OP…A4

ED…B4’

次回予告…BGM+ネタ+シーン重ね映像+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆☆

やまじょ。キスをしまくる話……別に間違ったことは言ってない。少年漫画っぽい単なるお色気ハーレムもの……では全然なくて、かなり凝った設定の超能力系青春アニメ。OP映像、凝ってないけどめちゃくちゃ好き。原作はアニメとガチで全く異なる結末っぽいので原作も是非。


147. ゴールデンタイム(2013秋〜2014冬)

OP…B24、B2+C4

ED…C4’、B4’

次回予告…OP曲+ネタ+シーン重ね映像+タイトル表示

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆

記憶喪失統失男とクソ女の重い話。CV堀江由衣のメインヒロインが超絶メンヘラクソ女と思ったら、もう1人の中心メンバーの女も超絶面倒女だった(18話あたりから)。御涙頂戴シーンもそれなりにあるのにこれらクソ女のせいで全然共感できないため泣けない(あくまでも個人の意見)。これに対してCV茅野愛衣のサブヒロインの良さが際立ってしまう。そして男サイドだと二次元くんが超絶良いやつ。なおCV佐藤聡美の女は全く別の意味でやべえ、『けいおん!』の律の比じゃなくやべえ。『かのかり』『ぐらんぶる』『宇崎ちゃん』同じく大学生を描いた作品だが、なぜこうも大学生を主人公とする作品は高校生主人公作品と比べ登場人物がヤバいのか。なお大学のモデルは完全に法政大。大学生を描いていることもあり、第3話では大学の〇〇〇サークルの新歓の闇がよーく分かる。作者は『とらドラ!』と一緒の女性だが、こちらの作品の方が重い(『とらドラ!』も大概だがな)。一般のラブコメとはかなり異なる作風で、男性作家じゃこれ書けないよなーって感じ(というかこの作品は他作品と比較すると「女性にとって都合の良い男性」が出てくる感じがちょっと……)。OPを省略しないアニメ。前期OPは若干中毒性ある曲。


148. DEATH NOTE(2006秋〜2007春)

OP…A14、A24(カオス)

ED…B24、C24

次回予告…コメント+シーン重ね映像+タイトル表示

頭空っぽにして見られる度……☆

心えぐり度……☆☆☆

名前を書いたらその人が死ぬノートを拾ってしまった夜神月らの話(超絶有名)。高度な頭脳戦が繰り広げられ、観ていてハラハラする。この作品が面白くないわけがない。後半のOPがあまりにもカオス。


149. サクラクエスト(2017春〜夏)

OP…A1、B1+A4

ED…D2+B4’、B4

次回予告…BGM+サンダルさんのコメント(ネタ)+シーン重ね映像+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆☆☆

「内定したのは、国王だけでした。」

花咲くいろは』『SHIROBAKO』に続くP.A.WORKSオリジナルアニメの「お仕事シリーズ」。現実の「まちおこし」の課題などを映し出していて超絶示唆的で、「まちおこし」なる概念についてずっと考えている私にとっては視聴後すぐに大好きな作品となった。舞台の間野山市のモデルはPAのある富山県南砺市城端・井波)。現実の地域をモデルとした丁寧な背景に定評があり、そして「地方」に本社を置いているPAが作る作品だからこその重みと解像度の高さ。

「地方住民の東京への憧れ」「まちおこしのイベントをするにしても予算が足りない」「その取り組みは地域のためでなく自己満足かもしれない」「人を呼び込むにも宿泊施設が足りない」「一過性のイベントで地域の知名度が上がるといえ、観光客の定着には結びつかない」「まちおこしの本来の目的を忘れてしまう」「地域から出たい人、地域に残ることを決めた人」「途絶えているということは、誰も必要としていないということだ」「コミュニティを解体するということは、その土地の文化を解体するということ」「いずれ無くなる地域の記録を残す」(←この3つの鈴原氏の言葉は本当に考えさせられる)「娯楽が無いなら自分で作る」「シャッター商店街は店舗兼住居が多いから店舗の貸し出しは難しい」「誰かを犠牲にするのはまちおこしでなくただの開発」「よそ者の1人に嫌な思いをさせられたけど、それが大ごとになってよそ者に優しくない地域にはなって欲しくない」「合併すると行政サービスは良くなるかもだけど人口少ない側の意見は通りづらくなる」「過去に固執するのではなく、新しいものを取り入れていく」残酷なまでに様々な現実を映し出す。そして斜め上のオチも、ある意味現実的。第19話にはいらすとやっぽいやつが登場し、ここにも「現実」との近さを感じさせる。

なろう系をはじめとするファンタジー、きらら作品をはじめとする日常系、定番のラブコメやお涙頂戴のラブストーリー、これらが跋扈する2010年代後半においてまるでアニメっぽくないアニメ(どちらかといえば朝ドラっぽい)(「この作品がアニメである必要性は?」と言われたら答えに窮するかもしれない)。PAの「お仕事シリーズ」三作(『白い砂のアクアトープ』はちょい違う?)や、制作会社・反響の大きさこそ違うが『宇宙よりも遠い場所』と同じく、少女ばかりのサムネ見て「萌え」を期待して視聴すると期待はずれ、中身がめちゃくちゃ濃くてとてつもなく考えさせられる作品。舞台やキャラ設定はまるで違うが、『うどんの国の金色毛鞠』(こちらメインキャラは男性)にも近いものを感じる。放映当時「つまらない」という評価が多かったと知って「そんなバカな!」と思ったが、確かに刺激あるいは百合を求めるオタクにとってこの作品はどちらにも欠けており凡庸かもしれない、しかし逆に現実世界の解像度があまりにも高く、「まちおこし」に少しでも関心を抱いているあるいは「生まれ故郷」について少しでも考えたことがある人にとってはオタクでなかろうがとてつもなく響き得る作品だと思う。評価されない理由は至極理解できるが、もっと評価されてほしい良作

何もお涙頂戴な描写など無いのだが、7話・18話・最終話は特に目頭が熱くなる。個人的には超絶評価してる『花いろ』よりも好き。……好きな作品に占めるPAオリジナルの作品の割合が高すぎる、こんで現在未視聴の『TARI TARI』や『グラスリップ』なんて視聴したらどうなってしまうのだろうか。そしてPA作品あるある(?)、前座なしに0:00から始まるOP。OPは『白い砂のアクアトープ』、EDは『花咲くいろは』に雰囲気が近い気がする。なお『花咲くいろは』と違って北陸新幹線が開業している(切符の券面の「経由」が「新幹線」)。OPもEDも名曲だし、個人的には劇中でBGMとして流れるAlstroemeria_pinkがイチオシ。


150. 恋と嘘(2017夏)

OP…B34+B1+A2

ED…B4

次回予告…BGM+ネタ+シーン重ね映像+タイトル読み上げ+イラストカード

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆

政府により婚約者が決められた世界の恋愛モノ。ヒロインの片方がピュアな女、片方が美人なのにめんどくせえ女(CV花澤香菜……)。深夜まで普通に働いてる厚労省職員……。おめめぱっちりの絵が個人的に嫌い(完全に個人的意見)で1話で視聴を切ろうと思うなどしたが、ストーリーは悪くなかったので切らずに視聴。でも正直ところどころでなんか腹立つ作品……。特に竹田のシーンなど、声優の演技に絵が負けてる部分がある。古墳についてちょっと詳しくなれる作品(嘘は言ってない)。ロミジュリの劇を文化祭でやる作品1。


151. 政宗くんのリベンジ(2017冬)

OP…A1

ED…B24

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆

政宗くんがリベンジするラブコメ。和泉正宗(『エロマンガ先生』主人公)でなく真壁政宗。CV早見沙織という最高の男キャラ。CV小倉唯の母親とかいう異常概念(ロリババア)。いわゆるラブコメという感じだが、普通に面白い。ラノベ原作な感じのするラブコメ(なぜ)だが漫画原作。ロミジュリの劇を文化祭でやる作品2。祝・2期決定。


152. トリコ(2011春〜2014冬)

OP…B2’→A14、A14

(EDいろいろ)

次回予告…シーン重ね映像+ティナのコメント+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆

世はまさにグルメ時代。言わずと知れたグルメ系作品……よく考えたら食戟のソーマ系とも孤独のグルメ系とも幸腹グラフィティ系とも明らかに違う謎系統だけど。視聴者が考えたオリジナルモンスターがたまにおもろい。ココが完全に櫻井孝宏。最終回OPで音がつく系。ティナがアニオリキャラというのはめっちゃ驚いた。


153. 吸血鬼すぐ死ぬ(2021秋)/吸血鬼すぐ死ぬ2(2023冬)

OP…B3+A24、A3’

ED…B3、A34

次回予告…BGM+シリアスシーン重ね+タイトル英語表示+”The Vanpire dies in no time.”(EDの前)

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆

『となりの吸血鬼さん』『亜人ちゃんは語りたい』『月とライカと吸血姫』とは異なる方向性の、現代吸血鬼ギャグアニメ。タイトルの通り。ガチでギャグ。絶対に電車の中で観てはいけない系アニメ。クッソ笑える。次回予告が謎にシリアスなのも良い。「製作委員会すぐ死ぬ」。とりあえず観てくれ。


154. 月とライカと吸血姫(2021秋)

OP…B24+B5

ED…B3

次回予告…BGM+シーン重ね映像+タイトル表示

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆

冷戦期のソ連と米国の宇宙開発競争をモデルとした、宇宙を目指す男と吸血鬼少女の物語。もんげーモアイ(EMOTION)。吸血鬼の性質がかなり人間に近い(『となりの吸血鬼さん』と対照的)が、どうやら日光がダメなのは変わらないらしい(『亜人ちゃんは語りたい』と対照的)。オリジナルアニメっぽい終わり方だが、ラノベ原作。


155. サマーウォーズ(2009/8)

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆

細田守作品といえば。有名なので作品の解説の必要は無かろう……が、純粋にばあさん(陣内栄)の影響力すごすぎ!この人のやりたい通りに国動かせるレベルじゃん!と思った。そして遺影の顔が変わるのは普通に怖いよ。よろしくおねがいしまぁぁぁぁぁぁぁす!!!!!


156. 映画ゆるキャン△(2022/7)

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆☆☆

社会人になった5人が、キャンプ場を作るべく奮闘する物語。本編のテレビアニメ版については43へ(素晴らしい作品であることは言うまでもない)。映画を視聴した結論:控えめに言って最高だった。まず、「好きなこと」を共有する友人が久々に集まって一つの夢に向け突き進む、そのテーマ自体が個人的に大好きなやつ。それでもって、『ゆるキャン△』の良さと現代らしさである「チャットを使って連絡し合い、5人はそれぞれのペースで動く(すなわち強制しない)」というのが良い感じに表れており、見ていて不快な点が存在しない。かつ、現実世界の「地域が寂しくなっていっている」という残酷な点に本編以上に強くフォーカスしており、だからこそ重く響く内容になっている(cf.『サクラクエスト』)。「一つの夢に向け突き進む」系には往々にして困難が立ちはだかるが、本映画についてはその「困難」についても「地域が寂しくなっていっている」という点と少なからずリンクしており、端的にいうと現実世界の解像度が高い。すなわち、ベースはあくまでも「ゆる」であるが適度に「ゆるくない」要素が入った作品。そしてテレビアニメ同様に現実世界の景色を忠実に再現しており、聖地巡礼が捗る(名古屋駅前の某がガッツリ映っていたが無くなりましたね……)。なお本編の時系列とはかけ離れているので、主要人物の関係性さえ知っていれば原作・テレビアニメ未履修でも楽しめる気がした。ただ、イヌ子のホラ話の際に目がどうなるか、というのは頭に叩き込んでから視聴した方が良い。……あと、途中でちくわor大垣千明を憎く思うことがあるかもしれないが、ちくわも大垣も悪くない。

ところで、同じくピンク髪が出てくる地域おこし系アニメ『サクラクエスト』もそうだが、同じ「地域おこし」に対して公務員or半公務員が「本業として」動く一方民間勤めor無職が「本業以外として」動く時、後者の謝金はどうなるのだろうか、見返りとしての代金の有無により軋轢が発生することはないのだろうか、と思ってしまうことがある。


157. バケモノの子(2017/7)

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆

細田守作品といえばその2。渋谷の少年と渋天街のバケモノの人生を、CV大泉洋とCVリリー・フランキーが語る作品。父親は悪い人ではなかった。


158. うちのメイドがウザすぎる!(2018秋)

OP…B1

ED…B3

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆

ロシア少女と変態メイドのお話。タイトルの通り。異常な身体能力を駆使して恐怖すら感じる変態行為に及ぶメイド、その正体とは……?←こう書くと異常な作品に思えるが(異常作品ではあるかもしれないが)意外と健全な作品だし、かなり良い話だったりする。


159. 緋弾のアリア(2011春)

OP…B4

ED…B4

次回予告…OP曲+ネタ+シーン重ね+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆

ヒアリ。風穴。有名な人物の子孫が色々やる作品(間違ったことは言ってない)。舞台は「武禎高校」。めんどくさい女しか出てこないので人によってはストレス溜まりそう。回ごとに微妙に変わるOP映像がかなり良い。原作小説は長期刊行中。


160. 緋弾のアリアAA(2015秋)

OP…A1

ED…B4

次回予告…BGM+シーン重ね

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆

緋弾のアリアのスピンオフ。女子生徒間の物語、「お姉様」「〜ですの」キャラ、仲良くなりたい高飛車なお嬢様キャラ、コメディ要素の割合若干高めだが変わらずアクション系でかなりシリアス、等々『とある魔術の禁書目録』に対する『とある科学の超電磁砲』のような感じがある(OPがカッコ良い一方EDが「女子の友情」感あるのも)(パチンコがあるのも?)。4年前の本編と比べて絵柄が現代風になった。本編から想像できないような重度の百合要素あり。ココアがチノの本当の姉になった世界線(※中の人ネタ)。あやねる最高。


161. ワンパンマン(2015秋)

OP…C14+A4

ED…D2

次回予告…BGM+ネタ+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆

あまりにも強くなりすぎたヒーロー・サイタマのお話。シリアスかつコミカル。コミカル部分ばっかなのかと思ってたらかなりシリアスで深かった。OPが本当にピッタリなアニメ。「俺を讃える声や喝采なんて欲しくはないさ」Wikipediaの記事の冒頭「『アンパンマン』とは異なります。」が個人的ツボ。というか冷静に、主人公の名前が「サイタマ」ってやばくねえか。


162. ニセコイ(2014冬〜春)/ニセコイ:(2015春)

OP…A34、A3

(EDいろいろ)

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆☆

訳あり高校生達の偽物か本物か分からない恋愛の話。王道ラブコメ。超絶シャフト。めちゃくちゃシャフト。なぜこうもシャフト製作のアニメはわかりやすいのか。2期OPがLiSAの名曲。ロミジュリの劇を文化祭でやる作品3。


163. ゆらぎ荘の幽奈さん(2018夏)

OP…A14+B4’

ED…B24+B4’

次回予告…タイトルのみ

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆☆

心えぐり度……☆

不憫な霊能力者少年と、「ゆらぎ荘」の愉快な住民たちの話。『To LOVEる』系のザ・少年ジャンプという感じの作品(要は健全でなくくだらないということ)、でもくだらないから面白いんだよ。CV高橋李依のカッコ良い女性、良きかな。


164. 勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。(2013秋)

OP…A1+B3

ED…B3

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆

勇しぶ。内容はタイトルの通り。異世界ものと思わせてモデルはガッツリ静岡県掛川。途中の回から変更になるOP映像。まあ時代なんだろうが、胸がやたら強調されているのが個人的には好まなかった。


165. 日常(2011春〜夏)

OP…A4→A1+B4’→A4、B4’+B5+A14

ED…B4、B1

次回予告…BGM+物の台詞+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆☆

心えぐり度……☆

あらゐけいいちの有名作品。シュールとはまさにこれ。GYAO!で基本的に途中に広告が入らない良作品だった。アイキャッチ?がかなり良いのだが、特に第11話の「夜に信号が赤と黄色の点滅に変わる瞬間」「朝に信号が赤と黄色の点滅から変わる瞬間」が好き。次回予告も好き……もうあらゆるところが面白い作品。京アニ


166. スーパーカブ(2021春)

OP…A1

ED…B4

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆☆

心えぐり度……☆☆

孤独な少女とスーパーカブの物語。少女はスーパーカブを買ったことで、孤独でなくなっていく。てっきりオリジナルアニメかと思っていたらラノベ原作と知って若干驚いた。極めて穏やかで、萌え要素も少なく、とても良い作品。聖地は山梨県北杜市


167. 結城友奈は勇者である-結城友奈の章-(2014秋)/結城友奈は勇者である-大満開の章-(2021秋)

OP…A14、B4→A1

ED…B3、B4

次回予告…セリフ重ね

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆☆☆☆

日常系と思って視聴したら鬱作品だった系アニメ。とはいえまどマギよりは遥かに救いがあるので安心して視聴してほしい。あと一部の話など、日常系の色もそこそこ強い(まどマギも日常系の要素ありと指摘されていたがそれより遥かに……)。2期として鷲尾須美の章があるが未視聴。


168. カノジョも彼女(2021夏)

OP…A4

ED…A24

次回予告…BGM+「彼女の2択」+シーン重ね映像

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆☆

心えぐり度……☆☆

二股以上することになる、バカ正直な男子高校生とその周囲のラブコメ。登場人物アホしかいないので耐性ない人にはきついと思われ。原作者が『アホガール』と同じなのでまあそれは。メインヒロインCV佐倉綾音なのが個人的に最高。


169. 小林さんちのメイドラゴン(2017冬)/小林さんちのメイドラゴンS(2021夏)

OP…B5→B4’+(A1→A3’)→B2、A4'+B2→B14

ED…B4’、B4

次回予告…BGM+シーン重ね映像+言葉+タイトル表示

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆

社畜OLとドラゴンメイドの話。巨乳がガチだが貧乳もガチ。モブキャラ中心にCV石原夏織とCV高橋伸也がやたら登場。京アニ作品であり滅茶苦茶綺麗。168を視聴した直後にこの2期を見たらその細かさと滑らかさにビビった。1期のOP映像は『桜Trick』に並ぶカオス度。2期はOP映像のカオス度は1期ほどではないが、歌唱難易度が高い。2期はOP映像の最初が『日常』形式。2期は例の事件以降最初の京アニによるアニメシリーズで、「シリーズ監督」の記載があるのがガチでアツい。


170. 大正オトメ御伽話(2021秋)

OP…A24

ED…B2

次回予告…BGM+コメント+シーン重ね映像

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆☆

タイトルまんまの話です。ほほえましいラブコメ。大正時代設定にしてはかなり現代っぽいがそんなこと別にいいんだよ……と言いたいところだが、個人的にはかなり気になってしまった。


171. SELECTION PROJECT(2021秋)

OP…A1

ED…B2+C3’

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆☆

セレプロ。少女がオーディションによりアイドルを目指す物語……なのだが、運営がかなりエグいことしてきやがる。さあ、最近話題の某芸能事務所の話を想起しながら視聴してみましょう!()


172. SKET DANCE(2011春〜2012夏)

(OPいろいろ)

(EDいろいろ)

次回予告…BGM+ネタ+シーン重ね映像+「スケット団っす!」

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆☆

心えぐり度……☆☆☆☆

スケダン。ジャンプのギャグ漫画原作作品(私は原作全巻持ってます)。「スケット団」の3人がいろいろやる。基本的にくだらないギャグ作品なのだが、所々に感動要素やとてつもなく深い内容(3人の背景とか)をぶっ込んでくる、それでいてやはりくだらない内容なのがとても良い。銀魂みたいな作品、と言うのはどうでしょうか()。観ればわかります。全人類観てくれ。51話のED。


173. あさがおと加瀬さん。(2018/6)

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆☆

百合のOVA作品。軽すぎず重すぎず、ザ・百合という感じでとても良い。主題歌が某「卒業ソングと同じメロディーの恋愛ソング」。


174. Just Because!(2017秋)

OP…A1

ED…B2

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆☆☆☆☆

高3の冬にかつての地元に戻ってきた男子と、その周囲の高校生の青春群像劇。進路選択が重要なファクターになる等、テーマとしては半年前放映の『月がきれい』(こちらは中3)と若干近いところがある。やはり『月がきれい』と同様に精神的ダメージが大きい作品。なんなら成人の私にとっては、中学時代より記憶が鮮明な高校時代(私は男子校だったが受験経験が明確にあるので)をテーマにしている以上、それだけダメージが大きい。やなぎなぎの主題歌が響きすぎてさらにダメージが来る。キャッチコピー「あいつを好きな君の横顔が、たまらなく綺麗だったから——」良すぎんか。小宮、幸せになってくれ。OP(歌も映像も)がマジで良すぎる、特に主要登場人物が誰かに目線を向けているモノレール駅のところ。聖地は『青ブタ』(脚本の鴨志田一が原作)同様にガッツリ鎌倉・藤沢。


175. 中二病でも恋がしたい!(2012秋)/中二病でも恋がしたい!戀(2014冬)

OP…B2+B5、B14+B5

ED…B24、B4’

次回予告…なし(一枚絵)

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆

心えぐり度……☆☆

そのまんま、厨二病の奴らのラブコメ。ヒロインがめんどくさすぎるし、最初は(失礼ながら)視聴しててイライラしたが、設定が割とちゃんとしているので視聴している間に良作だと思えるように(私にとって1期最後まで視聴してなお嫌いだったSAO等とは対極的である)。基本的に全ての登場人物が推せる。まあ他の作品と比べても「現実にこんな奴いるわけないだろ」という思いを強く抱くような登場人物ばかりだが。それゆえか「オタクが好きそうな作品」。オタクが「小鳥遊」を読める原因の一つとなっているであろう作品。OPに主人公が出てこない系。京アニ。1期OPは他の作品に見られぬ独特の構成で、最後はハルヒと一緒。2期ED前半は地味に歌詞と連動してる。七宮、幸せになってくれ。


176. コードギアス 反逆のルルーシュ(2006秋〜2007冬)

OP…A14、A14、A14

ED…A2、A2

次回予告…タイトルのみ

頭空っぽにして見られる度……☆

心えぐり度……☆☆☆☆

史実と異なる歴史を辿った日本における、大帝国と少年の戦いの物語(第一作)。主人公が正義の側にいると断言できないため、他のロボットアニメと一線を画する作品か。別のオタクから布教された作品だが、まあこれは確かな名作。正義とは何か?問題解決のための手段として正しいのは何か?絶大な力をどう使うか?後に退けない状態においてどう振る舞うか?深い作品。最初のOPと2番目のEDがマジで良い。「自分を世界さえも変えてしまえそうな瞬間はいつもすぐそばに」


177. Aチャンネル(2011春)

OP…A6

ED…B4

次回予告…BGM+シーン重ね映像+ネタ(ユタカ&ミホ)+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆

Aチャン。女子高生4人の日常。軽い……いや決して軽くはない百合。ザ・きらら作品。OP映像があまりにも特徴的(ヤマノススメセカンドシーズン前半と似てる)(というかヤマノススメの方が後発)。穏やかな曲に謎の勢いがある映像をあわせたOPだけでも何度でも見返したくなる。毎話、オリジナルのテーマ曲が流れる。


178. やくならマグカップも(2021春)/やくならマグカップも 二番窯(2021秋)

OP…A1、A14

ED…B24(メインキャラ不在)、B34

次回予告…「ミニミニ陶芸部」+まっどていえもん(&かみさま)の言葉+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆☆

やくも。聖地は暑い街・多治見。30分枠の後半部分を声優による旅番組?にするという斬新すぎることをやってのけた。そもそも原作がそういう作品だったこともあり、地域おこしの側面がかなり露骨に出ているが、中身もそこそこ面白い作品。


179. みなみけ(2007秋)/みなみけ〜おかわり〜(2008冬)/みなみけ おかえり(2009冬)/みなみけただいま(2013冬)/みなみけ べつばら(2009/6)/みなみけ おまたせ(2012/10)/みなみけ 夏やすみ(2013/8)

OP…B5→A1+B3’、A24+B5、A1、A1+B3’

ED…B5+A2、B3、B3’、A2

次回予告…BGM+シーン重ね映像+ネタ+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆☆

心えぐり度……☆

「南家3姉妹の平凡な日常を淡々と描いた」「過度な期待はしないでほしい」作品。非きらら作品の空気系の代表的存在だと思っている。かなりしょーもない作品だが、あらゆるキャラがちゃんと立っており(ただしケイコは不憫)いちいち面白い。……ただし2期(おかわり)を除く。2期だけめちゃくちゃ評判悪いし、確かにOP映像・ED映像が作風に不調和(1期とめちゃくちゃ違う)など気になる点がかなりある。3期は1期と同様の作風に戻った。3期12話のシャフトっぽさ・逆作画崩壊が良い(制作はアスリードだが)。4期は制作がfeel.になったためそれまでより作画が異様に安定しており安心して視聴できる。個人的には1期OPで出てくるのがちゃんとマコちゃんの方なのが最高。Wikipediaのマコちゃんの紹介「あまり頭の良くない少年」←直球で草。きもちわるい保坂抜きにこの作品を語ることはできない。


180. ココロコネクト(2012夏)

OP…A1+(B5→C4)、A1

ED…B2、B2+C24、B4

次回予告…シーン重ね+ED曲導入

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆☆☆☆

高校生を主役とした身体交換系の作品の一つ。ラノベ原作であり、そこそこシリアスかつ超絶「青春」が感じられる……がかなり下品。入れ替わった女子の胸を揉むのはこの作品ですでにやってた。OP映像における高校の描写(破壊力最高)も相まって、かなり青春コンプを刺激してくる作品。自己犠牲の是非や友人関係について等、考えさせられる作品。なんなら私にとってはオリジナルアニメ以外で最もダメージの大きいアニメ作品だったかもしれない。でもイジメコ……いえなんでもないです。あと、絵が声優の演技に若干負けている感。色々あったらしく、初回放送と再放送・ネット配信でOP映像同じに曲だけ差し替えられているが、そんなこと感じさせないくらい自然。むしろ個人的には差し替え後の方が「青春」感のある曲な気がしてしまう。次回予告の後にED。ED後の一枚絵はセクションごとに変わる。稲葉が一番可愛い。


181. 先輩がうざい後輩の話(2021秋)

OP…A3’+A1

ED…B4

次回予告…なし(一枚絵)

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆☆

巨体の男性の先輩のことがうざい?、小柄な社会人女子の話。原作はTwitter(現X)で作者が今も更新しており、『今どきの若いモノは』『うちの会社の小さい先輩の話』『じいさんばあさん若返る』系のTwitter発メディアミックス作品の代表例とも言えよう。


182. ゴブリンスレイヤー(2018秋)

OP…A24+B5

ED…C34

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆

私は正直ファンタジー系はあまり好きではない(設定理解にまず時間がかかるため)ため、この作品も「視聴しててもよく分からないんだろうな」と思いながら視聴し始めたが、しかしかなり設定が明快かつ「都合の良いことばかり起きるわけではない」「オタクの幻想を反映していない(某AOを想起しながら)」ため良い作品に思えた。他の作品と比べても、観ていてイライラする場面が少なかった気がする(主人公が報われない場面はあるといえ)。登場人物の固有名称が基本的に不明(役割名で呼ぶため)なのが特徴的。


183. 輪廻のラグランジェ(2012冬)

OP…A24

ED…B4

次回予告…シーン重ね映像+コメント(たまにネタ)+OP曲

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆

千葉県の鴨川を舞台に少女が戦うロボットアニメ。毎話のタイトルや次回予告等、鴨川をとんでもなく押し出しながら、「アニメ作品によるまちおこしに大失敗した例」としてしばしば語られる作品。鴨川市役所もやる気あったのにコケたと。2期も制作されたのに、もはや今の鴨川にこの作品とのタイアップの面影はない。とはいえ、視聴した感じだと奇怪な内容というほどではなく、若干下品とはいえシグルリ(館山)よりは余程マシ。世界観がかなり分かりづらいが、正直ファンタジー作品の苦手な私にとっては他の作品も同じようなものである。そこまで酷評される作品ではないと思った。……さて、なぜこれほどまでに大コケしたのでしょうかね。というか、館山ってこれの二の舞になるのでは、マジで。まあ「失敗した作品」として語られるだけマシである(『サクラクエスト』なんか現実の市が作品上の市と姉妹都市締結したくらいなのに話題にならなかったぞ)。「まるっ!」


184. はたらく細胞‼︎(2021冬)

OP…B4’→A14

ED…A2

次回予告…OP曲+ネタ?+タイトル

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆

生物(人体)の勉強になる作品の2期。1期より若干短い。うしろまえちゃん頑張ったね!ちなみに私は高1まで生物科が大嫌いだったのだが、この作品があれば違ったのだろうか……とも思う。


185. 七星のスバル(2018夏)

OP…B4→A1+B5

ED…B2

次回予告…BGM+ネタっぽく(デフォルメキャラ)

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆

『SAO』同じくMMORPG×現実世界の友情・恋愛モノで、一方で物語の背景としては『あの花』のような感じ。やはりラノベ原作。2期を想定していたのか、アニメでは根本の課題が解決していない状態で最終回を迎えており、物足りないところ(原作読めって話ですかね)。男女混合のパーティーだと人間関係やっぱり大変ですよね(棒読み)。これも私にとっては、アニメ視聴より前にOP曲とED曲を知った(Spotifyで出てきた)作品。


186. リコリス・リコイル(2022夏)

OP…A1

ED…B24+(シーン重ね)

次回予告…なし

頭空っぽにして見られる度……☆☆

心えぐり度……☆☆☆

リコリコ。「少女が平和のために戦う」「頑なだった少女が仲間と交流する中で変わっていく」そういった設定は割とありきたりな気がするが、しかしまあとても話題になった。やはり千束とたきなの関係性の描写が皆大好きということか。TwitterのTLをあまりにも賑わせた作品(まあ秋クールの『ぼっち・ざ・ろっく』の方が強かったが……)。(どうでもいいが)私はミズキみたいな残念美人系キャラ(他だと『僕らはみんな河合荘』の錦野麻弓とか)が個人的には推しである。押上周辺が聖地、「旧電波塔」は東京スカイツリー。第12話くるみ「あーもしもしポリスメン?」←ポプ子か?


187. ぼっち・ざ・ろっく!(2022秋)

OP…A4+B3’

ED…B4’

次回予告…タイトル表示+「見てください」

頭空っぽにして見られる度……☆☆☆☆

心えぐり度……☆

ぼっちがロックバンドをやる話。2022年アニメで一番と言ってもよかろう、とてつもなく話題になった作品。陰キャの解像度が高い上に、バグるぼっちだの溶けるぼっちだのやすりがけされるぼっちだのダム映像だのゲーミング虹夏だの意味不明(褒め言葉)な描き方がいろいろあって面白すぎる。ガッツリ青春してるはずなのに陰キャが観ても心が痛まない、というか別の意味で心が痛む()作品。最終話EDはアジカンの曲だけどめっちゃ良い曲ですよね。

 

188. すずめの戸締まり(2022/11)

頭空っぽにして見られる度……☆

心えぐり度……☆☆☆☆

昨年公開の新海作品。そもそものテーマが「地震」であって12年前の震災の話が登場するため、ほかの新海作品と比べても重い作品だと思う。「戸締まり」の日に駆け込みで観に行ったのだが、結論、観に行って良かった。まず自然災害という自然現象の「人間一般によって全く予兆なく、日常生活の中で突如起こる」「一瞬にして破壊し尽くしてしまい、思い出の場所や人が失われてしまう」という恐ろしさを、美しい風景描写によって残酷なまでに我々に想い起こさせてくれる。そしてそれは東京でいつ起こってもおかしくなく、日常生活を突如襲ってくるかもしれない。予測できるものではないため厄介だが、改めて現実世界における首都直下地震に対する恐れを強めると共に、ルーティンのように発される「行ってきます」の一言も突然終わってしまうかもしれない、大事にしようという思いが生まれたものである(少し逸れるが、併せて「お気をつけて」の言葉も大切にしようと個人的には思った)。またそれとは別に、(セカイ系あるあるだが)自らの定めとして人々の安全のために身を捧げる姿は美しいし、その者を自らの感情をもって救おうとする姿も美しい。結局恋愛要素のあるセカイ系の「美しい」系の作品であったが、扉の場所に向かう途中のアクシデントは普通に笑ってしまった。そして九州から三陸まで、聖地巡礼の捗る作品。宮崎県→愛媛県の航路(実在しない)乗りたすぎ!

 

長くなったが、以上!